広島一区の有権者というわずかな数の愚か者のせいで日本国民全員が迷惑したと言うなら、そのような不条理な仕組みの存在がおかしいと気付くべきだ。つまり小選挙区制が間違っている。それなら、小選挙区制を廃止しましょうと公約を掲げた候補者に投票すべきではないのか。え、日本中の誰もこれまでそうしなかったって。じゃあ、広島一区の有権者に限らず、日本全国の有権者が悪いんじゃないの。第一、岸田文雄を首相に選んだのは広島一区の有権者ではない。日本中で選んだ自民党議員と自民党員が選んだのだ。やっぱり日本全国の有権者が悪いというのは明白だ。
投票権という最強の権利を持ちながら、それを間違って使っているくせに、自分が投票した人たちのすることに文句を言う。これは紛れもなくバカだ。筋が通らない。文句を言うのではなく、自らの愚かな判断を反省するべきだ。文句を言うなら自分の頭が悪いことに対して言えばいいのに。
え、自分が選んだ政治家が悪いのではなく、財務省の官僚の頭が悪いのがいけないって。確かに財務省の官僚は頭が悪い。財務省の官僚は経済学を正しく勉強していない。まさにバカだ。しかし政治家の頭が良ければ、財務省の官僚がたわごとをいくらほざいても無視して正しい政策を強行すれば良いことだ。官僚のクビを飛ばしてもいい。それをしないのだから政治家の頭も悪いってことだ。そしてその政治家を選んだのは有権者たる国民だ。やっぱり国民がバカという結論に行きつく。衆愚政治の見本だ。
衆愚政治はやがて寡頭政治か君主制に移行して改善されるのが、これまでの歴史サイクルだった。日本は果たして改善されるのか。このまま永遠に衆愚政治が続くのではないかと私は悲観している。
私は有権者の大多数がバカだと主張しているが、だからと言って岸田首相の政策が正しいと言っている訳ではない。バカ有権者が選んだ頭の悪い政治家がそれなりのことをしているだけだと言っている。岸田首相を退陣させても、バカ有権者が選んだ別の頭の悪い議員が次の首相になるだけなので、何も変わらない。頭のよい人が議員をやっていることもたまにはあるが、議会は多数決で物事を決めるので、頭の悪い議員に妨害されて頭のよい議員の意見は通らない。
気の毒なのは正しく投票権を行使している少数派と、投票権のない子供たちだ。彼らは何の責任もないのにバカのしでかしたことのとばっちりを受けている。彼らの中から、この国を変えようと崇高な目標を掲げて活動をする人が出てくるかもしれない。立派なことだ。応援したい。しかし、チェ・ゲバラが行った革命とは違い、救うべき国民の大多数がバカであり、彼らのバカを変えねば問題は解決しないことに注意されたい。倒すべき数名の悪党のせいでこの状況が起きている訳ではない。問題を解決するためには1億人以上のバカに知性を授けなくてはならない。途方もない難業だ。自分が救おうとしている人間から攻撃を受けることもあるだろう。自分の生きている間に目標を達成しようとあせらないことだ。じっくりやるしかない。そして嫌になったら、遠慮なく日本から出て行ってもらってかまわない。あなたが不幸になったら後に続く人がひるんでいなくなってしまう。
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