2022年8月21日日曜日

楽天モバイル解約者のニュース

楽天モバイルが0円プランを6月で廃止した。それに伴い解約者が増えたとニュースになっている。しかし数字をみると楽天モバイルに致命的な問題が生じている訳ではない。
楽天モバイルは0円プランを廃止すると言い出す前は491万回線の契約があった。それが6月末には14万回線減少した。これをメディアは騒いでいるのだが、491万中14万減だからわずか3%減だ。しかも解約した人はこれまで0円で使っていた人だから、楽天モバイルの売り上げが減る訳ではない。これは騒ぎ立てるほどの数字ではない。
楽天モバイルが黒字化するには1000万~2000万回線の契約が必要だ。ドコモが8500万、KDDIが6200万、ソフトバンクが4900万回線の契約を持っているのに対し、現在の楽天の480万回線は少ない。価格的には3GBまで980円で、カケホーダイがもれなく付いているのだから、楽天モバイルの価格訴求力は0円プランが廃止されてもいまだに最強だ。それなのになぜ480万回線しか契約がとれないのか。これは使った人は誰でも知っているが、エリアが弱いからだ。人口カバー率は97.6%だが、23区内でも楽天モバイルだけ圏外という場所がたくさんある。お店でスマホ決済しようとしたら圏外で払えませんでしたという経験を何度もした。これでは楽天モバイルの契約は増えない。楽天モバイルが今後やっていくためには基地局整備とプラチナバンドの取得が必要だろう。

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