2022年7月27日水曜日

BACライトニング

イギリスの戦闘機。1957年に初飛行して1960年から配備開始された。旋回性能が良く高速だった。この頃開発されたソ連Mig-21、フランスミラージュ、スウェーデンドラケン、イギリスライトニングは航空機としては21世紀の航空機の水準に達していた。奇跡の世代だ。
Mig-21、ミラージュ、ドラケンが単発なのに対し、ライトニングだけ双発。しかも縦置き双発という後にも先にも他にないエンジンの搭載方式だった。胴体内に燃料タンクが置けない、エンジンが高熱になるのでオイル漏れでも発火する(それで22機が墜落した)などエンジン縦置きはかなり無理のある設計だった。そこまでしてなぜ縦置き双発にこだわったのか。それはパワーを追求したからだ。
ロールスロイスエイボンエンジンはドライで6000kg、アフターバーナー使用時では7930kgの推力を発揮する。これを無理矢理2発搭載した。アフターバーナー使用時は15860kgの推力だ。そしてライトニングの重量は空虚重量で12719kg、最大で18915kgだ。そう、ライトニングは燃料や兵装を満載しない状態でアフターバーナーを使うと垂直上昇ができる(アクロバット飛行でもないとしないだろうけど)。最大速度はマッハ2.27だ。これが無理してエンジンを2発積んだ成果だ。ライトニングの速度と上昇力と旋回性能は後に作られたF-14やF-18と同等以上だ。

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