ひと月前くらいから、スーパーの肉売り場からオージー牛(オーストラリア産牛肉)がなくなった。今でも2週間に1度くらいは入荷するが、以前のようには見かけない。何かおかしいなと思っていたら、今日やっと理由が分かった。ネットニュースで商社マンが理由を書いていた。
オージー牛は中国のバイヤーに買われてしまうから、日本の商社が買えないのだそうだ。理由は簡単。中国のバイヤーの方が日本の商社より高く買ってくれるから。もちろん、中国より高い値を提示すれば日本に売ってくれるのだが、それをやると商社は赤字になる。小売業者や飲食業者は高い値では肉を引き取ってくれない。小売業者や飲食業者の言い分は値上げすると消費者が買ってくれない。消費者の言い分は給料が安いから値上げされると買えない。経営者の言い分は給料を上げると会社がやっていけない。
30年間経済が成長しなかったツケが回ってきている。その上に円安だ。完全に負のスパイラルに陥っている。外国から物を買うのが難しくなるのは当たり前だ。子供に1回だけ10万円配っても解決しない。
コロナショックの前に株式を全部キャッシュに変えて、今はほとんど株を持ってない。キャッシュのままだとインフレに弱い。なんとかしなければまずいと思い始めた。日本の年金は物価スライド制と言う建て前なんだが、インフレで物価が2倍になったら本当に年金は2倍になるのだろうか。そんなのは不可能だと誰でも分かる。自分でインフレ対策をしなければならない。株が手軽だが、それより都心の不動産を買うのが一番確実だ。しかし、もう都心には売り物件はほとんど残ってない。
白金高輪駅付近には近頃新築マンションがいくつも建った。調べると120平米で3億2千万円。まあまあかなと思ったら北向き。南向きはもう売れてしまったのだろう。北向きと西向きは売るとき苦労するから買えない。
[追記]
タワマンに住んでいる複数の人から指摘を受けた。タワマンの南向きは案外良くないとのこと。窓に庇がないので、夏の直射日光が部屋に入り暑いとのこと。意外と北向きが住みやすいそうだ。
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