2020年9月26日土曜日

いなげや桜新町店閉店

今日いなげやに行ったら、閉店のお知らせが貼ってあった。11月20日に閉店だという。2013年12月12日に開店してから7年めだった。残念だ。閉店の理由は明確で、2019年2月6日にいなげやのはす向かいにライフという巨大スーパーが開店したからだ。いなげやの売り場面積が950平米。ライフの売り場面積は3590平米だ。ライフにはカフェスペースや子供の遊び場などがあって、老人子供も取り込んだ。いなげやが勝てるはずがない。しかし、既存スーパーの隣に同じスーパーを作るライフの神経がしれない。力任せに「つぶすぞ」と言っているようなものだった。

生鮮食品の品質はいなげやの方が良かったのだが、大衆はライフの安い方を好む。安売り競争になったら小型店舗は分が悪い。安い方が売れると分かっていてもいなげやは品質重視で行くしかなかった。

コロナは売り上げにはあまり悪影響は与えていないと思うが、閉店決断のきっかけにはなったと思う。このままずるずる営業して赤字を増やすよりは良かったのかもしれない。

それにしてもなんでこんなことが許されるのかねえ。自分だけよければいいというのが、いつのまにか正義になってしまった。

21世紀になって20年、うれしいできごとより悲しいできごとの方が多い。地球温暖化は進み、日本経済は落ちぶれ、格差は広がり続ける。このことは30年前に予想していて、できるだけの対処はして、私や家族には実質的な不利益はなかったのだが、自分の予想が当たったことが悲しい。私のように思う人が多数派なら、政治を変え、社会を変えることができたかもしれないが、社会でいちばん不利益を被る人(つまり大衆)が何も考えていなかった。目先の金にとらわれ5年先のことさえ見通せず、愚かな人物や政党に投票して(あるいは棄権して)政治をまかせた。自業自得だ。私は愚かな連中のために自己を犠牲にしてまで世の中を変える気はないというか、キリストだろうと仏陀だろうとガンジーだろうと、愚かな人を救うため命を投げ出したりはしない。善人は救うが、愚か者は救わない。というわけで、人類はなるようにしかならない。本当に愚かしいことだ。

恐竜が絶滅したのは気候変動と隕石のためで、恐竜の責任ではない。しかし、人類は自分のせいで絶滅する。人類とは爬虫類以下の生き物ということだ。

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