2020年1月27日月曜日

年寄りにバカが多いのは分かるが、若い人もそうなのはなぜ?

団塊の世代より上の年寄りは、勉強不足、経験不足(ひとつの仕事しかしたことがない)で知識が足りない。要するにバカだ。その割に自分は賢いと思っている。そのせいで他人に迷惑をかけているのが目立つ。早く死ねばいいのにと思う。
それに対して若い人は、経験不足は仕方がないが勉強不足が目立つ。インターネットを使って、ものすごく楽に知識を得ることができるのに、それを生かし切れていない。昔のように図書館へ行って調べて、それでも所望の書籍がなかなかみつからなくて、さんざん苦労して知識を調べていた時代に比べて、今の知識を得る効率は数百倍にはなっている。だから昔の人の数百倍の知識を持つべきだとまでは言わないが、昔の人と同じ程度には楽に知識を持てるだろうと思うのに、意外とそうでない。これはなぜだろうか。
もしかしたらネット上の情報量があまりに多すぎるのが問題なのか。情報が多すぎて、全部を吸収することはとうていできない。情報を取捨選択しようにも、その簡単な手段がない。取捨選択を教えてくれる先生がいない。SNSのようなデマやウソが混じっている取捨選択手段(フィルター)に惑わされて、本当に大事な情報にアクセスできていない。
先生がいないというのが、いちばんの理由な気がする。先生というのは学校の先生でも良いのだが、紙の本も先生だ。数学の本、物理学の本、哲学の本、歴史の本などみんな良い先生だ。特に物理数学の本が良い。物理数学の基本を身に着けていれば、いろいろな情報を自ら取捨選択できるようになる。物理数学の分野だけでなく、社会学、政治学、経済学についても自分で考えられるようになる。社会のものごとの理(ことわり)は結局は数字で判断することになるからだ。若い人向けに良い物理数学の教科書があれば良いのにと思う。内容的には中高の教科書で十分なのだが、あれは全然面白くない。何の役に立つかも分からない。それではあまり効果がないだろう。
日本は今、経済力で発展途上国にどんどん追いつかれ、抜かれている。学力でも抜かれている。以前はどちらも上位だったが、今は見るかげもない。日本には漁業資源以外の資源はない。高度経済成長しようとは思わないが、普通の国並みに国を豊かにするには国民を資源にするしかない。国民を資源にするといっても肉体労働では国は豊かになれない。頭脳労働しかない。そのためには教育が最重要だ。受験勉強のための教育ではなく、社会を豊かにするための教育だ。今の政治家はそんなことを考えてはいないので、子供の親が考えてやらないといけない。

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