2020年1月29日水曜日

お金が2億円足りないかも

元日のNHKのこの先10年についての番組を見た。予想以上に地球温暖化が進んでいるという内容だった。気温が1.5度上がると、シベリア凍土が溶け、その下にある凍っていたメタンガスが噴出し、メタンガスはCO2の25倍の温室ガス効果があるので、急激に温暖化が進むという話だった。気温の上昇だけでは日本人は死なないが(バングラディシュの人は住む場所がなくなるので死活問題だが)、巨大な台風が日本に押し寄せる回数が増える。台風による水害、高潮が起こる。番組ではスカイツリーの下部が水に浸かっているCGが表示された。恐ろしい。
東京直下型地震が怖くて地方への移住を考えているが、地震よりも台風による水害への対策をするべきではないかと思い始めた。今は地震の少ない岡山市を移住先候補にしているが、岡山市は今後の台風に強いだろうか。過去の台風で大きな被害を受けたことはない。市内を流れる旭川が市内で氾濫したことも最近はない。しかし、旭川の上流は去年氾濫したことがある。もし、下流の岡山市内でも氾濫したら、高低差が全くないまっ平な岡山市は全市が1mくらい薄く水に浸かる。これくらいなら我慢できるか?いや、やっぱり嫌だ。
それに対して今住んでいる場所は水害に強い。周辺の土地ではいちばん高く、標高41.5mだ。周りに向けてなめらかに標高が下がっている。東隣の駅は標高40.9m、西隣の駅は標高34.4m、その隣の駅は標高12.9mだ。水が溢れそうになっても西側に流れていってしまう(隣町には気の毒だが)。表層地盤増幅率は1.41で地震にもまあまあ強い。この土地にこのまま住むのが良いかもしれない。今は鉄筋コンクリのマンション住まいなので建物は地震にも火災にも強いのだが、マンション住まいを長く続けてみて、1戸建ての方が気楽に住めると思うようになった。変な人が同じマンションに住んでいると嫌な気分になるからだ。できれば1戸建てに住みたい。ところがこの辺りは地価が高い。今住んでいるマンションの部屋と同じ広さの家を建てると土地だけで2億円を軽く越える。建物を鉄筋コンクリで建てるとすると全部で3億円かかる。なんてこったい。お金が足りないよ。もし、ここに住み続けると決めたならあと2億円稼がないといけない。ちょっと真面目に稼がないと。金の亡者どもからむしり取ってやるか。それはそれで面白い。
ここと同じくらい水害と地震に強い街が地方にあれば、そこに引っ越すのがお得なので、その場合はもちろんそちらを選ぶ。

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