2019年11月20日水曜日

Windows10 バックアップでファイルサイズが0バイト

会社のPCをWindows7からWindows10へアップグレードしてから3週間余り経った。特に問題は生じていないと思っていたのだが、バックアップ機能にバグが入っていたことが判明した。Windows10のバックアップ機能を使って外付けHDDに重要なファイルをバックアップしていた(と思っていた)のだが、バックアップサイズがいつまでも0バイトと表示されるのだ。外付けHDDにファイルがコピーされている気配もない。Windows7のときは問題なくバックアップできていたのだが。おかしいと思って外付けHDDを別のものに変えたり、NASをバックアップ先に指定してみたりしたが、症状は変わらない。そこでネットで調べるとバグが入っていたことが分かった。
Windows10のバックアップはファイル履歴という機能を利用している。このファイル履歴にバグがある。長いパス名や記号が含まれたファイル名のものを履歴に残そうとするとエラー終了するのだ。エラーが起きているかどうかを見るにはイベントビューワーを使う。

 スタート→Windows管理ツール→イベントビューワー

で起動できる。
ここでファイル履歴のエラーログを見る。

 アプリケーションとサービスログ
  Microsoft
   Windows
    FileHistory-Engine
     ファイル履歴のバックアップログ

で見られる。エラーと表示されていたら、保存できないファイル名のファイルが含まれている。
このエラーを回避するには保存できないファイル名のファイルをバックアップ対象から外すか、そのファイル名を変更するしかない。それは説明するまでもなく簡単だが、いちおうこの文章の末尾に方法をダラダラ書いておく。
やれやれ。ファイル履歴機能はWindows8から導入されたものだが、Windows8の頃から同じバグが入っていたのだそうだ。そして今も直っておらず、バグはWindows10に引き継がれた。すごいな、さすがMicrosoftクオリティだ。

バックアップ対象から外す方法は、Windows10のバックアップを設定から起動して、その他オプションをクリックする。バックアップ対象のフォルダーという表示の下に、たくさんのフォルダーが表示されている。その中からエラーの発生するファイルが含まれているフォルダーを外す。そのフォルダーをマウスでクリックする。右下に「取り出し」というボタンが現れるので、それをクリックするとバックアップ対象から外れる。
しかし、エラーが出なくなるまでフォルダーを外していくとひとつも残らないこともあり得る。私がそうだった。それではバックアップの意味がない。その場合はC:\ドライブかD:\ドライブ直下にBackupとか適当な名前のフォルダーを作って、その中にバックアップしたいファイルだけを入れておく。その後、バックアップ対象フォルダーの直下にある「フォルダーの追加」ボタンを押してBackupフォルダーを追加する。こうすると、とりあえずはBackupフォルダーだけはバックアップされるようになる。


0 件のコメント:

コメントを投稿