2019年7月31日水曜日

サポート切れと騒ぐなよ

2020年1月にWindows7のサポートが切れると騒いでいる連中がいる.愚かなことだ.それに煽られてOSやPCのアップデートをしなければと思っている人は気の毒だ.サポート,サポートと騒いでいる人に「あなたはこれまでサポートを受けたことがあるのですか?」と聞いてみた.「ない」と言う.「じゃあ,サポートは要らないのではないですか」と言うと「アップデートしないとウイルスが心配だ」と言う.「アンチウイルスソフトを入れているのではないですか」「怪しいメールのリンクをクリックすれば最新OSでも感染しますよ」と言うと「そんなこと言っても,みんなアップデートしているから」となる.
サーバーとして不特定多数からインターネット経由でアクセスされるようなマシンならいざ知らず,個人使用のデスクトップパソコンやノートパソコンには最新OSは要らない.私が使っているWindowsノートパソコンにはWindows2000が入っている.これでネットもメールも使っているが,何か不都合が起きたことはない.アップデート,アップデートと騒ぎ立てるのはOSやPCを売れば懐が潤う人たちと,単に騒ぎ立てたいオタクの連中だ.相手にすることはない.

サポートの無意味さを知る良い例がWindows Updateだ.Windows Updateを行って,これまで1回も不具合が起きなかった人がいるだろうか.たぶんいないだろう.Windows Updateのせいでデータを失った人,PCが起動しなくなった人はいっぱいいる.めったなことではひっかからないコンピュータウイルスとどちらが怖いだろうか.明らかにWindows Updateの方が怖い.私がWindows2000を使い続けるのは,もうWindows Updateが起きないからだ.つまり,Windowsはサポート切れのものを使った方がリスクが少ないのだ.

サーバーは脆弱性が心配だから最新OSが望ましいのだが,お金や個人情報が絡んでいないのなら,あまり神経質になることもない.

お金が絡んでいても、本気でメンテすれば問題はない。私のブログサーバーのOSは2000年にリリースされたUNIX系OSだ.セキュリティの専門家にシステム構成を見てもらったが,既存の脆弱性には全て対応できているとのお墨付きをもらった.古いOSでも脆弱性を熟知し,それを使わない,外にさらさないようにすれば問題はない.実際毎日ロシアから攻撃を受けているが,攻撃が成功したことはない.

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