冬戦争 at STEEL PANTHERS

冬戦争は1939年11月30日に，ソ連がフィンランドへ侵攻したのが始まりだ．フィンランド軍は善戦するも，物量に勝るソ連が勝利し，領土を失った．

この歴史を変えてやろうとSTEEL PANTHERSでシミュレーションを開始した．

フィンランド軍は最初は歩兵と対戦車砲だけ．戦車と大量の歩兵で押し寄せてくるソ連軍．しかし，フィンランド軍の士気は高い．歩兵は射撃で押し返し，戦車は歩兵の突撃で無力化した．次の戦いでは，無力化した戦車を鹵獲して，フィンランド軍のペイントをして使う．T-26という豆戦車だ．イギリスのヴィッカースの軽戦車をソ連軍が真似して作ったものだ．豆戦車だが45mm砲を搭載している．相手もT-26なら楽に撃破できる．これでしばらく互角以上に戦えた．しかし，時が経つとソ連軍にT-34が出現した．避弾経始に優れる装甲と強力な76mm砲を備えている．エンジンも良く，機動性もT-26より高い．T-26の45mm砲でさんざん命中弾を与えてもビクともしない．45mm対戦車砲でも47mm対戦車砲でも破壊できない．やむを得ず退却．しかし，道路に地雷を仕掛けておいた．勢いづいて突撃してくるT-34は地雷に触れてキャタピラが切れて走行不能に陥る．停止したT-34へ，45mm砲を撃ち続けると，ソ連の戦車兵はパニックに陥って戦車から飛び出して逃げていってしまった．これでT-34が鹵獲できた．T-34があれば，敵のT-34とも互角に戦える．これならば負けない．しかし，ソ連軍はKV-1とKV-2を投入してきた．重装甲の重戦車だ．T-34の76mm砲では装甲を貫通できない．破壊する唯一の方法は背面に回りこんで車体後面を零距離射撃することだ．歩兵がおとりになってKVの気をひき，その隙にT-34でKVへ肉迫してやっとしとめた．しかし，この戦法は歩兵の犠牲が大きい．やはりここは引いて例によって地雷で走行不能にするのが得策だ．走行不能になったKVへ120mm迫撃砲を撃ちかけると，ソ連戦車兵は逃げていってしまった．これでKV-1が鹵獲できた．

続く