2019年3月8日金曜日

ハイレゾDAC比較 ESS vs TI vs 旭化成

タイムドメインスピーカーの聴き比べをしていて、手持ちのDACの聴き比べもしたくなった。とは言ってもハイエンドのESS ES9018シリーズとか、旭化成のAK449xシリーズを持っていない。持っているのは1000円以下の安物ばかり。たぶんES9018とかAK4490とかを聴いたら安物を並べて比べるのが空しくなると思うが、貧乏趣味なので。

手持ちのDACは3種

  • ESS ES9023 24bit 192kHz
  • TI PCM5122 32bit 384kHz
  • 旭化成 AK4430ET 24bit 192kHz

どれも普及品だ。数字だけみるとTIが良さそうに思えるがそうでもない。音源が16bit 44.1kHzのFLACだからかもしれないし、DACの直後のアンプでも違っているかもしれないしで、これが本当のDACチップの実力かどうかは分からない。あくまで私の環境でどうかの問題だ。

音源は南沙織のRecall 28 SINGLESから潮風のメロディ。彼女が現役のころは全然聴いてなかったのだが、この間偶然聴いてから気に入ってしまった。高音域を響かせる歌い方が、なんとなく演歌っぽくって私のツボにはまった。CDからFLAC 950kbpsでリッピングした。アップサンプリングはしていない。

TIのPCM5122は音が硬い。ボーカルの人間らしさが失われる感じだ。ピアノ曲とかだったら良いのかもしれないが、ボーカル曲を聴くのにはあまり向いていない。

ESSのES9023はボーカルが前に出てくる。聴いていて心地よい。高音の伸びの表現力がある。ただし楽器の音がおとなしくなる。ギターの弾き語りなんかだったらいちばんよさげだ。

旭化成のAK4430ETはボーカルの響きが良く、楽器の音の分解能も高い。聴いていて楽しいし、いちばんハイファイな感じがする。このDACならどんな曲でもうまく鳴らしてくれそうだ。

こんな感じで、私の好みは旭化成>ESS>TIの順になった。この結果からすると、ハイエンドのDACを買うチャンスがあったら旭化成のAK449xシリーズを選びたい。

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