2018年5月11日金曜日

ハイレゾ音源とニセレゾ音源

「ニセレゾ」という言葉を昨日知った.ハイレゾ音源として売られているが,CDの16bit, 44.1kHzの音源をアップサンプリングしただけのものをニセレゾというそうだ.アップサンプリングしただけで楽曲の価格が3倍で売れるのだから,業者もニセレゾを作るわけだ.準ニセレゾというか,準ハイレゾというのもあって,アップサンプリングするときに,うまく原音を最尤推定して(画像で言うと超解像みたいな技術),ハイレゾ音源に近いものを生成する技術だ.これだと録音時からハイレゾで通してマスタリングした音源にはかなわないが,ニセレゾよりはずっと良い音で聴けるそうだ.この高度なアップサンプリング回路はプレーヤー側に載せることもできて,ケンウッドだったかな,そんなプレーヤーも売られている.それだと,普通のCDをかけるとハイレゾで聴けるという寸法だ.
私はハイレゾ否定派なのだが,ハイレゾのおかげでオーディオ産業が息を吹き返したのも事実.経済の発展にはハイレゾが必要だということは認める.
ハイレゾとニセレゾについてデータを使って検証しているサイトがこちら.面白い.

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