2018年4月30日月曜日

VAIO VPCZ12をWindows10化

VAIOはすべてTV録画を見るために保存しているのでlinux化できない。その中の1台のVPCZ12をWindows7からWindows10にしてみた。GeForce GT 330MグラフィックスドライバーのインストールとSynapticsタッチパッドドライバーのインストールに工夫が要る。
Windows10 Fall Creator Update(1709)のisoファイルをMSDNからダウンロードしてくる。ファイル名は
ja_windows_10_multi-edition_version_1709_updated_dec_2017_x64_dvd_100406736.iso
だ。VLという文字列が入った方は企業用なので使えない。名前が似ているが間違えてダウンロードしないように。これをDVDに焼いても良いが面倒だし、1回しか使わないのでVirtualCloneDrive(フリーソフト)でマウントして使う。setup.exeを動かすといろいろと文句は言われるが、とりあえず全部言われた通りに作業するだけでWindows10になる。面倒はここからだ。

Synapticsのタッチパッドドライバーが2018年版になったのは良いが、一歩指スクロールが利かなくなっている。このドライバーを削除して再起動し、

C:\Windows\Drivers\EXE\Pointing Driver (Synaptics)

の下にあるsetup.exeで古いドライバーをインストールして再起動。これでタッチパッドは解決。次はGeForce GT 330Mドライバーのインストール。これはやらなくてもよい。GeForceが動かなくても、Intel 内蔵HD Graphicsで動いてくれて、普段使いでは違いは感じない。nasneのHD動画を見るときに、内蔵GraphicsではCPUロードが50%なのに対し、GeForceを使うとCPUロードが15%に減るだけだ。HD動画を見るときに他の処理は普通しないので、CPUロードがいくらでもあまり関係ない。なので、これは趣味の問題。

まず、NVidiaのサイトからWindows10用のGT 330Mドライバーを拾ってくる。
342.01-notebook-win10-64bit-international.exe
だ。これを実行するとC:\ドライブの下にNVIDIAというディレクトリができて、その中のsetup.exeを実行するがGeForceがないとエラーになる。それはそれでよい。

C:\NVIDIA\DisplayDriver\342.01\Win8_Win7_64\International\Display.Driver\nvami.infをエディターで編集する。管理者権限は要らない。

4行分追加する。

%NVIDIA_DEV.0CAF.12B2.1043% = Section093, PCI\VEN_10DE&DEV_0CAF&SUBSYS_12B21043
の下に
%NVIDIA_DEV.0A2B.01% = Section093, PCI\VEN_10DE&DEV_0A2B&SUBSYS_905A104D

%NVIDIA_DEV.0CAF.12B2.1043% = Section097, PCI\VEN_10DE&DEV_0CAF&SUBSYS_12B21043
の下に
%NVIDIA_DEV.0A2B.01% = Section097, PCI\VEN_10DE&DEV_0A2B&SUBSYS_905A104D

%NVIDIA_DEV.0CAF.12B2.1043% = Section098, PCI\VEN_10DE&DEV_0CAF&SUBSYS_12B21043
の下に
%NVIDIA_DEV.0A2B.01% = Section098, PCI\VEN_10DE&DEV_0A2B&SUBSYS_905A104D

%NVIDIA_DEV.0CAF.12B2.1043% = Section099, PCI\VEN_10DE&DEV_0CAF&SUBSYS_12B21043
の下に
%NVIDIA_DEV.0A2B.01% = Section099, PCI\VEN_10DE&DEV_0A2B&SUBSYS_905A104D

さらに1行追加する。
[Strings]
DiskID1 = "NVIDIA Windows (64 bit) Driver Library Installation Disk 1"
NVIDIA = "NVIDIA"
NVIDIA_A = "NVIDIA"
の下に
NVIDIA_DEV.0A2B.01 = "NVIDIA GeForce GT 330M"

上書き保存して終了。

Shiftキーを押しながら再起動し、トラブルシューティング、詳細オプション、スタートアップ設定を選んで再起動ボタンを押す。OSが立ち上がってきたら数字メニューが出てくるので7(ドライバー署名の強制を無効にする)を押すとWindows10が立ち上がる。

キーボード左上のハードウェアスイッチをSPEEDにしておく。
デバイスマネージャーでMicrosoft標準ディスプレイドライバをアンインストールする。
C:\NVIDIA\DisplayDriver\342.01\Win8_Win7_64\International\setup.exe実行
途中で高速かカスタムかを聞かれるので高速を選ぶ
ドライバーソフトの発行元を検証できませんとでるが、インストールしますと答える
これでインストールが完了する。
再起動すればNVIDIA GeForce GT 330Mが動くVAIO Windows10機が完成。

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