2025年12月1日月曜日

スイス国民は他人の足を引っ張らない

超富裕層への課税をスイス国民に問う国民投票が昨日行われた。7割が反対して否決された。課税を実行したら超富裕層がスイスから逃げ出してしまい、彼らが払ってくれる税金がなくなる。それはスイス国民にとって損だから反対したとのこと。自分が得をする方を選んだだけで、当たり前のことだ。ところがこの国民投票を日本で行ったら、間違いなく可決される。日本国民は根性がねじ曲がっているからだ。とにかく他人の足を引っ張りたい。自分より優れた人が妬ましい。自分が損してまでも他人のためになることを防ごうとする。まさに人間のクズだ。

同じように資源の少ない日本が没落してスイスはそれなりにやっていけているのは国民がまともかどうかだけの差だった。

2025年11月30日日曜日

宛名職人Ver.2.0の導入により年賀状作成が30年ぶりにmacに戻る

windows PCを維持するのが面倒になってきたので、今年は思い切ってmac用年賀状ソフト宛名職人Ver.2.0を購入した。以前の筆王で作った住所録はXML形式ファイル経由で読み込めた。macの写真アプリから直接写真を挿入できるのは便利だと思った。宛名職人はwindows用の筆王に比べてソフトウェアの価格が2倍以上するのだが、買ってよかった。

年賀状作成をPCで行うようにしたのは1988年からだ。macintoshのmacDrawというソフトで絵柄を作っていた。宛名DB機能はないから、自分の住所氏名は印刷したが相手の宛名は手書きだった。その後、Canonのプリンタを買い替えたときにwindows用の年賀状ソフトがおまけでついていたので、そのときから年賀状はwindowsで作成するように変わった。その流れが続いて、昨年までは筆王という年賀状ソフトで年賀状を作成していた。年賀状をつくるためにwindows PCを維持するという妙な状態が続いていた。

windows PCを維持している理由は4つあった。
  1. PCビデオ録画
  2. 金融商品取引
  3. 年賀状作成
  4. ゲームSteel Panthers
PCビデオ録画は地デジ化によって廃れた。金融商品取引はmacで行うのが年々難しくなってきているが、mac対応を続けている証券会社に取引を絞ることによりwindowsの出番はなくなった。年賀状作成は、今回宛名職人のおかげでmac化できた。残る理由はSteel Panthersだけになった。

我が家には動くPCが100台以上あって、MZ-80KなどのOSを積んでない機種もあるが、ほとんどはlinuxで動いている。macとwindowsは少数派だ。windows機はさらに減ると思う。

2025年11月29日土曜日

シャリア専用緑のたぬきが売れ残る謎

シャア専用赤いきつねとシャリア専用緑のたぬきが発売されたのは知っていたが、わざわざ買いに行くほど欲しくはなかった。ところが今日スーパーでシャリア専用緑のたぬきだけが売られているのを見つけた。
とりあえず買ってきた。
レシートには「マルちゃん シャリア専用」と打たれている。量産型ノーマル緑のたぬきと同じ値段で119円。妻に見せたら「GQuuuuuuXではシャリア・ブルの方がシャアより人気があるはずなのにこちらが売れ残るなんて不思議」と言っていた。私も不思議に思う。わかってない人がシャア専用赤いきつねだけ買っていったのだろうか。もしかして転売ヤー?なんと愚かしい...

2025年11月28日金曜日

ブラックフライデーは最初はネガティブな意味の言葉だった

今ではブラックフライデーは買い物週間みたいな意味で使われている。しかし、「ブラック」という言葉からはネガティブな響きを感じる。ブラックマンデーと言えば株式が暴落した月曜日から来た言葉で喜ばしい日ではない。

ブラックフライデーという言葉は1960年代のフィラデルフィアの警察官が、買い物客で道路が渋滞して交通整理に駆り出されて大変な状態を愚痴る隠語として始まった。このときはネガティブな意味の言葉だった。

その後、小売店の売り上げが増えて赤字が黒字に変換するタイミングでもあるから、黒字にかけてブラックフライデーと呼ぶようになった。それが今に続いている。

感謝祭の翌日からなぜ買い物客が増えるのかだが、これは年末のため在庫一掃セールをする店が多いとか、クリスマス準備の買い物をする人が多いとかが重なったことによる。他の店がセールをするならうちもという訳でたくさんの店がセールをするようになった。

ついでに感謝祭の重要な意義を知っておきたい。感謝祭はアメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人らが厳しい冬を越すときに先住民の施しを受けた事に由来する。彼らは先住民と神に感謝するために宴を催し、それが感謝祭となった。感謝祭の習慣が米国とカナダだけでヨーロッパにないのはそういう理由だ。ところが、その後白人どもは先住民を虐殺するのに忙しくなってしまい、200年ほど感謝祭は行われなかった。先住民を殺し飽きたとき、再び感謝祭が催されたが、もはやその意義を知るものはいなくなってしまい、今ではバーゲンセールの開始日に過ぎなくなってしまった。

2025年11月25日火曜日

いかにバカに権利を与えないかが国家存続の肝

ドイツ国民をみても、米国民をみても「こいつらなぜこんなにバカなのか」とあきれることが多い。日本国民は言わずもがな。記録によるとギリシャ時代もローマ時代も近代も大衆はバカばっかだったので、大衆がバカというのは仕方のないことだ。そうは言ってもバカの言うことを聞いていたら国が滅びるのは自明の理だ。現代でも多少うまく行っている国は、なるべくバカの意見が国政に反映されないような社会や仕組みを持っている。それらの仕組みももはや風前の灯だが。これからはバカが好き勝手をする国から滅亡していく様子が眺められるだろう。最初に滅亡するのは日本だと思う。日本の場合は自滅だから誰からも同情されない。

2025年11月22日土曜日

なぜmacはNFCでなくNFDを採用したのか

Mac(macOS)のファイルシステム(HFS+やAPFS)が、ファイル名の扱いにNFD(Normalization Form Decomposition:分解正規化)に近い形式を採用している理由は、主に「ファイルシステムレベルでの一意性の確保」、「検索・ソートの効率化」、そして「開発当時の歴史的背景」にある。

WindowsやLinux、ウェブ標準(HTML5など)がNFC(合成正規化)を主流とする中で、なぜMacだけが異なるのか。その技術的・思想的な理由を以下に解説する。

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1. そもそもNFCとNFDの違いとは

理由を理解するために、日本語の「が」を例に、コンピュータによる文字の認識方法を整理する。

NFC「が」(U+304C) は1文字扱い
NFD「か」(U+304B) と「゛」(U+3099)  で2文字扱い

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2. AppleがNFDを採用した主な理由

HFS+(Mac OS 8.1で導入されたファイルシステム)が設計された1998年頃の思想が大きく影響している。

 ファイル名の「一意性」を保証するため(正規化の強制)

ユーザーが画面上で「café」というファイルを作成した際、それが「caf + é (合成)」で入力されたか、「caf + e + ´ (分解)」で入力されたかによって、見た目が同じなのに別のファイルとして保存される事態は避けねばならない。

これを防ぐため、ファイルシステム側で「保存時は必ず特定の形式(NFD)に変換する」というルールを設けた。これにより、入力方法に関わらずファイル名は常に同じバイト列となる。

なぜNFCでなくNFDを選んだのか
NFD(分解形)の方が、文字の構造として「原子的」であり、将来新しい合成文字(合成形)がUnicode規格に追加されたとしても、システムカーネルを変更せずに対応しやすいという判断があったとされる。

検索とソート(並べ替え)の高速化・単純化

ファイルシステムにとって「ソート(並び替え)」は頻繁に行われる高負荷な処理である。
NFD(分解形)で保存しておけば、アクセント記号や濁点が分離されているため、「基底文字(ベースの文字)」だけでの比較が容易になる。

 例:「Apple」と「Ápple」を並べる場合
      NFDであれば「A」と「A + ´」の比較になる。最初の「A」を見た時点で「同じグループ」と判定しやすく、アクセント記号を無視した検索(Collation)の実装が高速かつ単純になる。

互換性と「Apple独自のNFD」

Macが採用しているのは厳密なUnicodeのNFDではなく、「NFD-Mac(または Modified NFD)」と呼ばれる独自仕様である。

本来のNFDはあらゆる文字を分解するが、Appleは一部の漢字や記号については分解しない(NFCのままにする)例外ルールを設けた。これは、当時の古いMac OS(Classic Mac OS)の文字コードとの可逆性(Round-trip conversion)を維持するために必要な措置であった。この「実用性重視の独自拡張」を行うベースとして、NFDの方が都合が良かったという側面もある。

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3. この仕様による弊害(「濁点分離問題」)

Macユーザー以外が遭遇する有名なトラブルに、ファイル名の文字化け(通称:濁点分離)がある。

  * Macで「バックアップ.txt」を作成(NFD: ハ + ” + ッ + ク + ア + ッ + フ + ゜)
  * Windowsに渡す(WindowsはNFCが標準)
  * Windows側で適切に処理できないツールを使用すると、ファイルが開けなくなったりする。

これは、Macがファイルシステムレベルで強制的にNFDに変換して保存し、取り出す際もNFDのまま渡すために発生する現象である。

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まとめ

MacがNFDを採用しているのは単なる気まぐれではなく、以下のようなエンジニアリング上の判断によるものだ。

1.  ファイルの一意性: 見た目が同じなら同じファイルとして扱うための正規化。
2.  カーネルの単純化: 基底文字と修飾文字を分けることで、ソートや検索ロジックをシンプルにする。
3.  歴史的背景: HFS+設計当時(1990年代後半)、将来の拡張性と旧来のコード体系との互換性を保つために、分解形(Modified NFD)が最適解とされた。

現在ではCPU性能も向上し、NFCでも十分高速に処理できるため、「今ゼロから作るならNFCを採用したかもしれない」という議論もある。しかし、膨大な過去の資産との互換性を保つため、最新のAPFSでもこの仕様は継承されている。

2025年11月21日金曜日

レオパルド2A8の重量はティーガーIIと同じ

MBTの中でレオパルド2は特に重いことで知られているが、車体設計を新たにした2A8型はついに69.5トンに達し、ティーガーIIと同水準に並んだ。ティーガーIIは初期型砲塔搭載版は68.5トン、主に生産されたヘンシェル型砲塔搭載版は69.8トンだ。

レオパルド2は1500馬力のディーゼルエンジンでそこそこ走る。ティーガーIIは700馬力のガソリンエンジンなので機動力が劣る欠点があった。そもそも重いので道路を痛める、橋を渡ろうとすると橋が壊れるなどの欠点もあった。今の橋も古い時代に造られたものがあるから、気をつけないとレオパルド2が渡ると橋が落ちる。

レオパルド2は装填手が存在していて4人乗りだ。米国、独、英国、仏のMBTは4人乗りだ。3人乗りは日本、韓国、ロシアだ。中国戦車はロシア戦車のコピーなので3人乗りだ。

4人乗りにはメリットがある。120mm砲弾は重いが、装填手が手で装填した方が下手をすれば自動装填装置より早い。4人乗り戦車には自動装填装置がないから、その故障がない。キャタピラプレート交換などの戦車の現地メンテナンスのときは人員が4人いた方が楽だ。前線で歩哨を立てないといけないときも4人いた方が有利だ。などなど。

3人の方がよいのは、砲塔が小さくできて被弾面積を減らせることと、砲塔が小さい分戦車が軽くなることだ。日本の90式や10式が得意とする行進射のときも、3人乗りの自動装填装置付きの方が有利だ。重い120mm砲弾を両手で抱えて、移動する戦車の中で立って装填するのは難しいだろう。