2025年12月7日日曜日

衛星通信でも動画が普通に見られた

食事内容があまりよくないオーシャンフジだが、客室の設備や船内設備はよい。船内wifiでは、youtube動画が普通に視聴できる。これは快適だ。これまで航空機、客船、鉄道、バスなどのwifiサービスを使ってみて、十分な通信速度が得られたことがなかった。今回初めて問題ない通信速度を得た。speed test で測定すると下り6Mbps、上り1Mbps出ていた。

dig -x コマンドで通信プロバイダのドメインを調べるとespacenetworks.ioだった。これはフロリダを拠点とするESpace Networksというソフトウェア企業が所有するドメイン名だ。同社はエンタープライズ接続の変革を目指しており、特に衛星通信(SatCom)およびセルラーサービス向けのデジタルプラットフォームを提供している。

2025年12月6日土曜日

三井オーシャンフジは揺れが大きい

今太平洋を航行しているが、横浜を出てからずっと揺れがひどい。波はとても穏やかで白波は立っていない。揺れはエンジンルームから来ている。この船はデッキ4からデッキ10までが客室なのだが、エンジンから遠いデッキ8やデッキ10の前方でもエンジンの振動をずっと感じる。32477トンと決して大きい船ではないが、もっと小さい22472トンのにっぽん丸はここまでエンジンの振動はなかった。オーシャンフジはイタリアのT.マリオッティ造船所で建造され、にっぽん丸は三菱重工神戸造船所で建造されている。つまりイタリアと日本の技術力の差が出た。食事の質もにっぽん丸より落ちるので、もうオーシャンフジに乗ることはないと思う。にっぽん丸は来年の6月に引退する。にっぽん丸の入れ違いに登場するオーシャンサクラはオーシャンフジの同型船なので期待できない。これで商船三井の船に乗る機会がなくなった。

2025年12月5日金曜日

クルーズ船業界でのマーケティング戦略がえげつない

ここで述べるのはクルーズ船業界だけでなく航空輸送業界でも当てはまるし、実はスマホゲームでは基本のマーケティング戦略だ。

2000年頃のクルーズ船は、部屋の大きさで料金が変わるが、受けられるサービスはそれほど変わらないのが普通だった。1週間のクルーズでいちばん高いオーナーズスイート客室は一人100万円で、いちばん安い内側客室は一人10万円だとする。料金は10倍差があるが、受けられるサービスの質の差はせいぜい2倍程度だった。スイート客室の人は特別レストランで食事ができるが、ビュッフェレストランやカフェで食べるときは内側客室の人と同じ扱いだ。乗下船のときに待たないで済むなどの特典もあるし、それ以外にも便利なことはあるのだが10倍の価格に見合うサービスを受けられているとはとても言えなかった。そのため、リピーター客ほどいちばん安い客室を選ぶ傾向が見られた。

2023年以降は、料金によるサービスのランク分けを積極的に行うようになった。高額な客室の乗客のサービスを良くする方向ではなく、低額な客室のサービスの質を積極的に落とす方向に舵を切った。低額客室の乗客はレストランの予約が取りにくいとか、レストランに行っても並ばないといけないとか、自由にテーブルを選べないなどの制約を受ける。これは以前にはなかったことだ。低額客室であってもこの制約を解除するためには、特別料金を払うとよいという制度も導入した。プリンセスクルーズのプリンセスプラス制度とか、MSCのヨットクラブ制度だ。こうすることによって、たくさんお金を払っている顧客の満足度を上げるというか自尊心をくすぐることができる。たくさんお金を払っているのにいちばん安い客室の人と同じ扱いだったら、次はたくさんお金を払うまいと思うのは当然だから、この戦略は的を得ている。

実はスマホゲームの課金システムも同じメカニズムだ。課金した人は無料プレイヤーに対して優位性を得られるから満足するのだ。課金してもしなくてもプレイの質が同じだったら誰も課金なんてしない。

レストランで並ぶのが嫌だが、スイート客室に泊まるほど贅沢はしたくないので、今回三井オーシャンフジに乗ってみた。この船はいちばん安い客室でも一泊当たり一人8万円くらいでラグジュアリー船と呼ばれるクラスだ。この船なら安い客室でもそこそこ良いサービスを受けられるだろうと思った。同じ船会社のにっぽん丸にも何度か乗ったことがあり、満足度が高かったのでオーシャンフジならもっと良い体験ができるのではないか期待していた。ところが大外れだった。この船の一般客室利用のゲストが受けられるサービス程度なら一泊あたり一人2万円が適正価格だ。8万円ではぼったくり価格と言ってよい。この船では一泊当たり一人10万円を軽く超える三六スイートと呼ばれる客室群を利用しないと、快適に食事をするなどのサービスを受けられない。つまりオーシャンフジなどのラグジュアリー船であっても、前述した料金によるサービスのクラス分けを実施しているということだ。

この戦略は船会社が利益を出すために行なっていることなので否定はしない。クルーズ船を楽しむには相当なお金を出すことを覚悟しなくてはならないと思い知らされただけだ。

2025年12月1日月曜日

スイス国民は他人の足を引っ張らない

超富裕層への課税をスイス国民に問う国民投票が昨日行われた。7割が反対して否決された。課税を実行したら超富裕層がスイスから逃げ出してしまい、彼らが払ってくれる税金がなくなる。それはスイス国民にとって損だから反対したとのこと。自分が得をする方を選んだだけで、当たり前のことだ。ところがこの国民投票を日本で行ったら、間違いなく可決される。日本国民は根性がねじ曲がっているからだ。とにかく他人の足を引っ張りたい。自分より優れた人が妬ましい。自分が損してまでも他人のためになることを防ごうとする。まさに人間のクズだ。

同じように資源の少ない日本が没落してスイスはそれなりにやっていけているのは国民がまともかどうかだけの差だった。

2025年11月30日日曜日

宛名職人Ver.2.0の導入により年賀状作成が30年ぶりにmacに戻る

windows PCを維持するのが面倒になってきたので、今年は思い切ってmac用年賀状ソフト宛名職人Ver.2.0を購入した。以前の筆王で作った住所録はXML形式ファイル経由で読み込めた。macの写真アプリから直接写真を挿入できるのは便利だと思った。宛名職人はwindows用の筆王に比べてソフトウェアの価格が2倍以上するのだが、買ってよかった。

年賀状作成をPCで行うようにしたのは1988年からだ。macintoshのmacDrawというソフトで絵柄を作っていた。宛名DB機能はないから、自分の住所氏名は印刷したが相手の宛名は手書きだった。その後、Canonのプリンタを買い替えたときにwindows用の年賀状ソフトがおまけでついていたので、そのときから年賀状はwindowsで作成するように変わった。その流れが続いて、昨年までは筆王という年賀状ソフトで年賀状を作成していた。年賀状をつくるためにwindows PCを維持するという妙な状態が続いていた。

windows PCを維持している理由は4つあった。
  1. PCビデオ録画
  2. 金融商品取引
  3. 年賀状作成
  4. ゲームSteel Panthers
PCビデオ録画は地デジ化によって廃れた。金融商品取引はmacで行うのが年々難しくなってきているが、mac対応を続けている証券会社に取引を絞ることによりwindowsの出番はなくなった。年賀状作成は、今回宛名職人のおかげでmac化できた。残る理由はSteel Panthersだけになった。

我が家には動くPCが100台以上あって、MZ-80KなどのOSを積んでない機種もあるが、ほとんどはlinuxで動いている。macとwindowsは少数派だ。windows機はさらに減ると思う。

2025年11月29日土曜日

シャリア専用緑のたぬきが売れ残る謎

シャア専用赤いきつねとシャリア専用緑のたぬきが発売されたのは知っていたが、わざわざ買いに行くほど欲しくはなかった。ところが今日スーパーでシャリア専用緑のたぬきだけが売られているのを見つけた。
とりあえず買ってきた。
レシートには「マルちゃん シャリア専用」と打たれている。量産型ノーマル緑のたぬきと同じ値段で119円。妻に見せたら「GQuuuuuuXではシャリア・ブルの方がシャアより人気があるはずなのにこちらが売れ残るなんて不思議」と言っていた。私も不思議に思う。わかってない人がシャア専用赤いきつねだけ買っていったのだろうか。もしかして転売ヤー?なんと愚かしい...

2025年11月28日金曜日

ブラックフライデーは最初はネガティブな意味の言葉だった

今ではブラックフライデーは買い物週間みたいな意味で使われている。しかし、「ブラック」という言葉からはネガティブな響きを感じる。ブラックマンデーと言えば株式が暴落した月曜日から来た言葉で喜ばしい日ではない。

ブラックフライデーという言葉は1960年代のフィラデルフィアの警察官が、買い物客で道路が渋滞して交通整理に駆り出されて大変な状態を愚痴る隠語として始まった。このときはネガティブな意味の言葉だった。

その後、小売店の売り上げが増えて赤字が黒字に変換するタイミングでもあるから、黒字にかけてブラックフライデーと呼ぶようになった。それが今に続いている。

感謝祭の翌日からなぜ買い物客が増えるのかだが、これは年末のため在庫一掃セールをする店が多いとか、クリスマス準備の買い物をする人が多いとかが重なったことによる。他の店がセールをするならうちもという訳でたくさんの店がセールをするようになった。

ついでに感謝祭の重要な意義を知っておきたい。感謝祭はアメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人らが厳しい冬を越すときに先住民の施しを受けた事に由来する。彼らは先住民と神に感謝するために宴を催し、それが感謝祭となった。感謝祭の習慣が米国とカナダだけでヨーロッパにないのはそういう理由だ。ところが、その後白人どもは先住民を虐殺するのに忙しくなってしまい、200年ほど感謝祭は行われなかった。先住民を殺し飽きたとき、再び感謝祭が催されたが、もはやその意義を知るものはいなくなってしまい、今ではバーゲンセールの開始日に過ぎなくなってしまった。