2025年11月12日水曜日

都心の不動産価格は上昇しているように見えるが実は違う

都心の不動産価格は場所にもよるが2000年と比べると2025年はおよそ2.5倍になっている。値上がりしていると言えば確かにそうなのだが、これは実は不動産価格が正常で、他の品物の値段が上がらなかったことこそが異常なのではないかと思う。

米国では1990年に比べると2025年の物価は平均2.4倍になっている。今では1リットル当たりのガソリン価格は日本の方が米国より安い。

日本のガソリンが安いのは原材料が安いからではもちろんない。人件費が安いからだ。原油の仕入れ価格は日本の方が高いのにガソリン価格は日本の方が安い。日本のレストランの食材は外国のレストランと同じような価格で仕入れていて、働く人は外国のレストランと同じように働いているのに、日本のレストランで出される食事は安い。それも日本人の人件費が安いからだ。外国人が安いサービスを利用するために日本を訪れている。これは日本人が外国人の奴隷になっているのと同じではないのか。

日本人が奴隷になった理由は、30年間物価を上げなかったからだ。物価を上げなければ賃金は上がらない。ただそれだけのことだ。アベノミクスでインフレ率を2%にしようとしたのは、日本人を奴隷にしないためだった。ところがいくら金融緩和をしてもインフレ率は0%のままだった。なぜなら、日本人は物価を上げるとヒステリーのように騒ぎたてるからだ。物価を上げないと賃金は上がらないことが理解できない。つまり算数がわからない。そしてとうとう外国人の奴隷になった。自業自得だから、奴隷扱いされるのは仕方がない。自らそれを選んだのだから甘んじて受け入れるべきだろう。

2025年11月11日火曜日

amazon prime video で湾岸ミッドナイトのアニメを全話見る

妻がprime videoで湾岸ミッドナイトのアニメが11月1日から始まると教えてくれた。紙の本は全話読んだが、アニメは見たことがない。2007年の作品で全26話だ。見始めると面白くて二晩で26話見きった。妻もいっしょに楽しんだ。妻は目の細いおじさんたち(富永、高木)のファンなのだ。紙の本のときから「この漫画は目の細いおじさんしか出てこない」と妻は言っていた。

全42巻の作品を26話のアニメにしたので、途中までかと思ったが原作の最終回までを描写していた。抜けたエピソードもあるし、複数のエピソードをひとつまとめた編集もあったが、ほぼ原作に忠実だった。

私も妻も同じ感想をもったが、音楽がよくない。エイベックスのちゃらちゃらした音楽を使っている。頭文字Dのスタッフが関わったのでそうなったらしいが、頭文字Dと湾岸ミッドナイトは世界観が違うので、まるで合わない。音楽だけが残念だった。

2025年11月10日月曜日

TimeMachine にバックアップできない問題はMacOS Tahoe 26.1になっても解決されず

MacOS 26.0 Tahoe になってから発生したTimeMachineにバックアップできない問題は、SynologyやQNAPなどのサードパーティNAS界隈で話題になっているが、実はapple純正のAirmac TimeCapsuleでも同じ問題が発生している。そしてOSを26.0.1に上げても、26.1に上げても直らない。

バックアップディスクイメージ名やパスを英字のみに変更すると直るという情報が出回っているが、もともと英字のみの環境でも問題は起きているので、これが主要因ではない。

AFPかSMBであるかは、今回の問題には関係していない。

複数のmac、複数のAirmac TimeCapsuleで総当たりで実験したが、MacOS 26.0 Tahoeにてバックアップを試みると全ての場合で以下のメッセージが出て異常終了する。

「バックアップ中に、バックアップディスクイメージが取り出されたか、またはMacから取り外さました。」

サードパーティであるBUFFALOのNASにAFPで接続しても同じ問題が起きる。BUFFALOのSMB接続のNASでも同じ問題が起きる。つまりこれはMacOS Tahoeが原因の問題だ。

2025年11月9日日曜日

ITMになっていたコールオプションが満期前に権利行使された

ITM(In The Money)になっていたFord株のコールオプションが権利行使されたとの約定通知が届いた。オプションの満期は来年1月だ。満期前に権利行使できるのはアメリカンタイプのオプションの特徴だが、これまでITMになったオプションを保有したことはあっても、満期前に権利行使されたことはなかった。今回が初めてだ。珍しい経験をした。

アメリカンタイプのオプションが満期前に権利行使される場合、オプションの売り手と買い手の対応付けはランダムになされる。私以外にもオプションの売り手はいるのだが、今回はたまたま私のオプションが選ばれたということだ。

2025年1月にFord株を9.84ドルで1000株購入した。同時に2026年1月満期の権利行使価格11.67ドルのコールオプションを0.54ドルで1000株分売った。カバードコールという手法だ。現在のFord株の価格は13.21ドルなので権利行使価格11.67ドルのコールオプションはITMになってしまっていた。コールオプションの価格は1.74ドルまで上がっていた。

今日届いた約定通知は100株分のコールオプションが権利行使されて、手持ちの1000株のうち100株が11.67ドルで強制的に売られてしまったよという内容だ。買い手がいくらでオプションを買っていたのかはわからないが、もし0.54ドルで買っていたのなら、(13.21-11.67-0.54) × 100 = 100ドル利益が出たことになる。私は本来13.21ドルで売れる株を11.67ドルで強制的に売る羽目になったのだが、事前に0.54ドルのオプションプレミアムを受け取っていたので、前述と同じ計算式で100ドル損したことになる。

カバードコール視点で考えよう。原資産のFord株は9.84ドルで購入したものだから、そこを基準に考えると (11.67-9.84+0.54) × 100 = 237ドルの利益を私は得た。オプションの売りは損失無限大のハイリスク取引だが、現物資産保有と組み合わせることによってハイリスクをローリスクに変換するのがカバードコールの特徴だ。その代わり、利益無限大になるはずの現物資産保有のハイリターンの可能性がローリターンに変換されてしまう。本来なら13.21ドルで売れて (13.21-9.84) × 100 = 337ドルの利益となるはずだが、100ドル少ない237ドルしかもらえなかったことがローリターンへの変換結果だ。

ここで不思議だと気づいた人は賢明だ。そう、今回のオプションの買い手は権利行使しないで普通に手持ちのオプションを売った方が儲かっていたのだ。今のオプション価格は1.74ドルだから、普通に売れば (1.74-0.54) × 100 = 120ドル儲かるのだ。この関係は買い手がコールオプションを0.54ドル以外の価格で買っていても当てはまり、オプション購入価格によらず権利行使を選んだ方が20ドル儲けが少なくなる。20ドル儲けが減るのにオプションの買い手が権利行使を選んだということは、Ford株を所有したかっただけかもしれない。そうだとしても、オプションを売って120ドルもらって、それも使ってFord株を時価の13.21ドルで買った方が11.67ドルで買うよりは得なのだが(権利行使して11.67ドルで買った場合の実際の購入コストはオプションプレミアムの0.54ドルを加えた12.21ドルであることに注意)。

権利行使の方が損という今回の状況は実は一般的で、たいていの場合はそうなる。そのためにアメリカンタイプのオプションと言えども満期前に権利行使されるのは珍しい事象だ。

(後記)もしやと思って調べたら11/7はFord株の配当日だった。約定通知が来たのが米国時間の11/8の夜だったので、配当取得に間に合ったのかどうかはわからない。Ford株の配当は100株当たり15ドルだ。配当がもらえていたのなら、20ドルの損が5ドルの損で済む。そうなら権利行使したことはそれほど不合理ではない。

2025年11月7日金曜日

病院が赤字になる理由

全国の病院の7割が赤字と言われている。理由は人件費を他企業並に上げる必要があるからだ。人件費を上げないと医師や看護師は辞めてしまって病院が運営できない。支払う人件費は上がるけれど、収入となる医療報酬は法律で決まっているから上げられない。収入が変わらないのに人件費を上げれば当然赤字になる。

それなら法律を変更して医療報酬を上げればよいのだが、それをやると高齢者が病院へ行っている分の健康保険の負担が増える。健康保険で負担しきれない分は赤字国債発行で補填する。赤字国債発行がさらに増えれば日本の財政が破綻してしまう。なので国は医療報酬を上げることを渋っている。

問題は、病院へ行く必要のない高齢者が病院へ行っていることに尽きる。なぜ病院へ行くのかというと、8割引や9割引や無料で楽しめるからだ。

どこかの国のように健康保険を民間の保険会社に任せればこの問題は解決する。民間の保険会社は、楽しみのために病院へ行くような連中が支払うべき保険料を高く設定するからだ。火災保険や任意加入の自動車保険はまさにそうなっている。燃えやすい家や、事故を起こしやすい人の保険料は高くなるようにしている。それが道理というものだ。

2025年11月1日土曜日

パンター戦車の製造コストとT-34戦車の製造コストを比較する

ドイツのパンター戦車の製造コストはIV号戦車の1.25倍で済んだという話をよく聞く。そんなことならドイツの戦車は全部パンターにすればよかったのにと妄想してしまう。それはともかく、当時の戦車の価格が現在ではどれくらいなのかを調べてみた。

ドイツの戦車はライヒスマルクでの価格がわかった。ソ連の戦車はルーブルでの価格がわかった。製造年によって価格はかなり違う。以下の価格は最終価格だ。

IV号戦車:約 103,500 RM
パンター戦車:約 144,000 RM
ティーガーI戦車:約 250,800 RM
ティーガーII戦車:約 800,000 RM

T-34/76戦車:約 135,000 ルーブル
T-34/85戦車:約 170,000 ルーブル
IS-2戦車:約 370,000 ルーブル

M4戦車: 約 450000 ドル

それぞれを当時の米ドルに換算してから現在の価格に変換したものが以下だ。ついでに現在の日本と米国とドイツとロシアの戦車の価格も付け足した。

IV号戦車:1.15 億円
パンター戦車: 1.6 億円
ティーガーI戦車:2.8 億円
ティーガーII戦車:8.9 億円

T-34/76戦車:0.7 億円
T-34/85戦車:0.86 億円
IS-2戦車 1.8 億円

M4戦車: 1.2億円

74式戦車: 4 億円
90式戦車: 8 億円
10式戦車: 15 億円

M1A2戦車: 15 億円

レオパルド2A7戦車: 17 億円

T-80戦車: 推定15億円

2025年10月31日金曜日

エアコンが29万円引き

自宅のエアコンはどれも25年間使用している。不具合はなく、冷暖房能力も落ちていない。壊れるまで使うつもりだったが、東京ゼロエミポイントが利用できるので買い替えた。ダイキン社の製品が評判がよいのでそれを指定買いした。店では「ゼロエミポイント利用してこれとこれの2台ください」と言っただけなのに、ゼロエミポイントやら店舗独自キャンペーンやら2台購入キャンペーンやらクレカキャンペーンやらポイントキャンペーンやらなんやらの値引きを5つ適用してくれて29万円引きとなった。お店に行く前はゼロエミポイント以外の割引キャンペーンがあることを知らなかったのに親切な店員さんだ。29万円のうち、購入金額自体の割引は22万円で、5万円はお店のポイント付与、2万円はクレカのポイント付与だった。

明日の11月1日発売の新製品なので、もともとの売価が高いのかもしれないが、29万円引き(4割引に相当)には驚いた。ありがとう対応してくれた店員さん。