2026年4月26日日曜日

Claude Opus の有能ぶりがありがたい

H100を8枚使える贅沢環境にあるのだが、私の占有ではない。他の人が忙しくてジョブをたくさん流していると、私にはH100を1枚も割り当ててもらえないこともある。今回30ジョブを流してやっと自分の番が回ってきたと思ったら、3ジョブだけがOut Of Memoryでエラー終了した。ジョブを流したときにMemory割り当てを遠慮しすぎたようだ。Memory 割り当てを増やして再投入したが、スケジューラーによるとH100が割り当てられる予定日は3日後の4月28日とのこと。困った。実は4月28日には提出したい結果なのだ。間に合わない。そこでClaudeにローカルPCで3ジョブだけ実行できないかと頼んだ。同時にローカルPCの構成とソフトウェエア環境も伝えた。そしたら、ローカルPCで3ジョブだけ動かすためのスクリプトを作ってくれて、必要なファイルやデータをtarで固めてくれた。

固めたファイルをローカルPCにコピーして解凍し、スクリプトを走らせた。H100なら3時間で終わる計算に12時間かかったが正常終了した。その結果をH100環境で計算済みの結果とマージして解析したら無事に結果が出た。よかった。ローカルPCと言ってもかなりの高性能マシンで、メインメモリを256GB積んでいて、GPUは2枚のGV100をNVlinkで繋げてある。会社の不要品置き場から拾ってきたPCだと言っても誰も信用しないだろう。私が拾ってこなければkg当たり数十円でスクラップ業者に売られる運命だった。2017年製で拾ったときはubuntu 16.04LTSがインストールされていた。刺さっていたGPUはTitan Xが4枚だった。Titan Xを4枚とも抜いて、同じく捨てられていたGV100を2枚差し込んだのが私のPCだ。GV100は3枚拾えたのだが、NVlinkは2枚しか繋げられないので2枚しか刺していない。PCの搭載電源は4000W(体積は普通のATX電源とさほど変わらないのに!)のモンスターでGV100を何枚刺しても問題ないので、そのうち3枚構成にするかもしれない。もっとよいGPUが拾えたら差し替えるかもしれない。

H100環境とローカルPCではOS、インストールされているソフトウェア、ホームディレクトリのパス名を含め、環境がかなり違っていたのだが、スクリプトはエラーなしに一発で動いた。Claude Opusの応用力はとんでもなく優れている。ファイルの解凍の仕方や、実行方法、結果のコピーの仕方を説明したReadmeまで添付してくれていた。有能なだけでなく気遣いもできている。

私は大学の先生になって、研究室の助手や学生に研究を手伝ってもらうのもいいかと思っていたが、Claudeがいるなら一人で研究した方が気楽だと思った。物理的に手を動かさなくてはならない実験の手伝いなら、まだ人間の助手や学生が役に立つ。しかし、AI制御のロボットアームが化学実験をして(試験管に薬品を入れる等の作業をして)結果を出したという研究成果も報告され始めている。未来には人間の助手は不要になりそうだ。考古学のフィールドワークすらロボットでできるようになるかもしれない。

2026年4月25日土曜日

Majestouch の製造元のダイヤテック株式会社(FILCO)が閉業

ついこの間Majestouch 3 を使い始めたばかりなのに製造元のダイヤテック株式会社が閉業してしまった。今のところ事業をどこかに移管するという話は出ていないが、どこかの会社が事業を引き継いでくれることを望む。


2026年4月24日金曜日

Claude Mythosが使えるようになるまでの工夫

現在の使い方だとClaude Opus 4.7でも性能は十分とは言えない。そこでClaude Mythosを使いたいのだが、今は非常に限定された条件で許可された組織だけしか使えない状態だ。いつかはClaude Mythosが使えるようになるだろうが、それまでClaude Opus 4.7でなんとかしのげないかとGemini 3.1 Pro に頼んだら、Google Drive 上に外部メモリを作ることを提案された。Claude単体でも元々MEMORY.mdはあるし、projectにもメモリ機能はあるし、自分で記憶用の好きなmarkdown(.md)ファイルを作ることもできるので、無理にGoogle Driveを使う必要はないがGeminiを尊重して採用することにした。Geminiが提案してきたのは記憶用スプレッドシートなのだ。スプレッドシートの方がmarkdownファイルよりも可読性が高い。その代わり、context長はちょっと多めに消費してしまう。私の場合は記入する中身自体が多いので、スプレッドシートによる増加分は誤差レベルだ。

2026年4月23日木曜日

Brian2+GeNNを複数走らせるときCUDA MPSが効く

SNNシミュレータのBrian2をGeNNを使ってGPU上で実行させる場合、ニューロン数やシナプス数が小さい(ニューロン数が1万以下とか、シナプス数が100万以下とか)と、GPUメモリをほとんど使わない。条件を変えただけのシミュレーションを複数動かす場合は、空いているGPUメモリや演算ユニットを有効活用したくなる。そのためにはCUDA MPSを使うとよい。同じ目的のMIGが最新GPUでないと使えないのに比べ、CUDA MPSはかなり古いGPUでも使えるのがよい。

私の例ではCUDA MPSの使用で1枚のGPUあたり8並列が実現できて、速度は7.2倍になった。8倍ではないのは、多少の無駄があるからだ。

CUDA MPSの使用は簡単だが、並列プログラムの結果書き込みディレクトリその他をきちんと分けておかないと競合が起こって動作がおかしくなることがある。そのようなうっかりバグを出さないためには、Claude CodeなどのAIを使ったプログラミング補助ツールに環境とプログラムコードをチェックしてもらうとよい。

2026年4月22日水曜日

HHKBはBSの位置が101キーボードと違っていたのだといまさら気付く

今はHHKBに替えてMajestouch 3を使っている。1文字削除をしようとして '\' を間違って入力してしまうことに気付いた。なぜ?と思ってMajestouchのキートップを見ると、HHKBでBackspaceキーがあった位置に '\' キーがある。どちらがUS配列として一般的なのかを調べると、Majestouchの方が一般的であることがわかった。HHKBの方が特殊だったのだ。私はHHKBのキー配置を指が覚えているので打ち間違える。一般的な方を覚え直そうかと思ったが、横着をしてkarabiner-elementsを使ってBackspaceキーと\キーを入れ替えて済ませた。

2026年4月21日火曜日

日本のマンションの多くが22世紀を迎える前にスラムになると予想

日本のマンションの修繕積立金が安すぎる問題について2023年に本ブログに書いた。今は建築資材費と人件費がさらに高騰したので、この理由だけでも多くのマンションは廃墟化(スラム化)まっしぐらが確定だ。不動産管理会社からさらに悪い情報も得られた。日本人はほぼ全員無責任なので、マンション管理組合の理事になっても重要なことはなかなか決められないのだとか。まあ、バカ住人に恨まれるくらいなら何も決めない方がよいので、理事の気持ちはわからんでもない。おかげで修繕積立金が安すぎる問題は多くのマンションで解決できそうもないのだそうだ。

まともな運営ができているマンションもたまに見かける(我が家のマンションは幸いにもそうだ)が、そのようなマンションであっても2回め(築後40年めあたり)の大規模修繕を乗り切れるかどうかはかなり怪しい。そのような情勢なので、安心して長く住みたいなら戸建てに引っ越す方がよい。戸建てなら自分の采配で家を維持管理することができる。

あと30年もしたら日本は北斗の拳の世界になるので、住む家の心配より食べ物の心配をすべきだという意見は認める。そうだとしても寝るときは屋根があったほうがよい。今から戸建てを建てるならRC造りの要塞に仕上げるほかない。野盗の侵入や放火を防がなくてはならないからだ。

2026年4月18日土曜日

カーソルキーが独立しているキーボードMajestouchを使い始める

今もエディタはviを使うことが一番多いが、viは日本語編集時にキーストロークが多くなる問題がある。viのまま日本語編集問題を解決するには、カーソルキーがついているキーボードを使うとよいことがわかった。viはhjklキーでキャレットを移動させるのが本来の操作だが、日本語モードでは使えない。いちいち英数モードに戻す必要がある。viのバージョンアップの末、いつの間にかカーソルキーでもキャレットを移動できるようになった。カーソルキーでの移動なら日本語モードでも英数モードでも使える。

標準HHKBには独立したカーソルキーはついておらず、Fnキーを押しながら[;'/キーを押すことでカーソルキーの代わりをさせる。これは押しにくい。カーソルキーは独立していた方がよい。しかしキーボードのサイズは大きくしたくない。PShareの制約からインターフェースはPS/2かadbという条件もつく。

これらの条件を満たすキーボードを手持ちの中から探したら3つ見つかった。
  1. HHKB lite
  2. apple M0116
  3. FILCO Majestouch 3
悩んだ挙句、キータッチとカーソルキーの配置とから3のMajestouchを採用した。将来1や2に変える可能性はまだ残っている。

HHKB liteは独立したカーソルキーがついている。それなのにキーボードの大きさが標準HHKBと同じなのは大きな利点だ。欠点は廉価版なのでキースイッチの品質が低いことだ。叩き心地はメンブレンスイッチ採用の初代にすら劣る。これはキースイッチの品質が理由で却下。

apple M0116のキースイッチはアルプスのピンク軸なので叩き心地は最高だ。しかしこれはテンキー付きでキーボードの横幅が広い。広いと言っても文字キーとテンキーの間に機能キー(InsertとかPageUpとか)がなく、フルサイズキーボードよりは狭い。またファンクションキーがないので、縦の大きさも小さい。大きさが理由で却下したのではない。最大の問題はカーソルキーの配置が横一列であることだ。viのhjklを愛用しているなら横一列カーソルキーを我慢すべきなのだろうが、これはけっこうつらい。

MajestouchはキースイッチはCherry MXの茶軸/青軸/赤軸その他から選べる。手元にあるのは茶軸で、アルプスのピンク軸と性質はほぼ同じだ。機能キーはついているもののテンキーはないのでキーボードの横幅はM0116よりは狭い。そして機能キーの下に配置されているカーソルキーは変則配置ではない。欠点がないのだ。