日本では財政政策の担い手は日銀だと思われているが誤解である。日銀は金利(と国債の売却や買い入れ)の増減によってインフレを調整するのが仕事だ。為替の調整は日銀の仕事ではない。日銀に限らず世界の中央銀行はみんなこの同じ仕事をしている。金利を調整するだけでは経済全体をうまく調整することはできないのは容易に想像がつく。経済全体を調整するために金利以外のことを調整するのは政府の仕事だ。これも世界共通だ。
政府の仕事のうち、インフレに関するものは以下の通りだ。
- 為替介入(日本では財務省の権限)
- ガソリンや電気、ガス代の補助金
- 減税
- 供給力を高める政策(労働力、エネルギー、物流など)
- 金融規制:融資の審査基準などを通じて、住宅や不動産など特定の分野の過熱を抑える
日銀と政府が協力してこそ、インフレを適切な状態(賃金上昇よりもすこし低いレベル)に維持することができる。
何がどちらの仕事かをわかって、文句を言うときは適切な方へ向けないと、頓珍漢なことを言うバカだと思われるから気をつけよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿