人に何かをあげるとき、贅沢をする人にはあげたくないと思い、貧しい人にはあげたいと思う。これは多くの人にあてはまる基本ポリシーだ。なぜこうなるかについては合理的な理由がある。
いくつかの場合を思い浮かべよう。
- 自分が大事にしていた何か、例えば腕時計や万年筆を誰かにあげたとしよう。何年か後、その品物が大切に使われていればうれしいと思うし、粗雑に扱われて壊れてしまっていたら悲しいと思う。
- アフリカの食べ物がない子供たちのために寄付したとしよう。そのお金で食べ物や医薬品が子供らに届けばうれしいし、途中でお金の大半が抜き取られて子供らには食べ物がほとんど届かなかったら悲しい。
- 自分が払った税金が、上下水道の維持管理やゴミ焼却場の建設に使われたらうれしいし、仕事をしていない議員の海外視察の旅行費に使われたら悲しい。
これらの事例から、何がうれしくて何が悲しいかがわかる。自分があげたものが有効活用されていたらうれしいし、無駄になっていたら悲しいのだ。となると、貧しいシンデレラによくしてあげたい理由がわかってくる。貧しい人の方が、自分があげたものが有効活用される可能性が高いと予想されるからだ。これはおおざっぱな傾向であり、お金持ちでもものを大切に使う人もいるし、貧しくてもものを粗雑に扱う人もいることは知っておきたい。
もっとも、シンデレラのお話の王子様は舞踏会でシンデレラの容姿に魅かれただけみたいなので、大した人物ではないことがわかる。
0 件のコメント:
コメントを投稿