2026年7月30日木曜日

短期の為替の方向を言い当てるのは難しい

私が一目置いているアナリストが3月から「円高に備えよ」と言い続けている。しかし、ずっと円安が進み続けている。普通に見たら自分の意見に固執して予想を外し続けているダメ相場師に見える。このアナリストを擁護すると、彼は短期のFX取引をする人に向けて発信している。レバレッジを大きくかけて投機をしている人が対象だ。だから、円安に期待し過ぎてドル買いポジションを大きく取りすぎるなという警鐘なのだ。しかし普通の人の感覚では、これまでも円安が続いたし、これからも円安が続きそうなのに、バカなことを言っている人に見える。彼は会員制の投資講座を開いているが、これでは退会する人が多そうだ。

米国がこけて米金利が下がり、円キャリートレードが巻き戻るとドル円相場は135円くらいになることが期待される。しかしそういう状況になる可能性は低いのが現実だ。

そして長期でみれば、円安は進む。メカニズムはシンプルだ。日本人は過去に決めたことを変えられない性質を持つ。教育環境や労働環境や法律が現状に合わなくなってきても、それを変えるのに他の国の何倍もの期間を必要とする。そのために経済の発展は他の国に遅れを取る。つまり日本円は今後もずっと安くなり続ける。

長期投資をするのなら、円を売って外貨を買っておくのがよい。レバレッジをかけなければリスクはそう大きくはない。割高なもの(円)を売って、割安なもの(外貨)を買う。これも一種の裁定取引(サヤ取り)だ。

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