賃金の高い業界でも実は人手不足だ。応募者はたくさんいても使える人間が少ないことが問題だ。これは1980年代からはじまったゆとり教育により、国民のレベルが大きく引き下げられてしまったからだ。資源のない国では人こそ最も重要な資源であり、国の力の源だ。日本では、人の質を下げるゆとり教育政策をとってしまった。そのツケをいまの企業がとらされている。
救いは生成AIである。ホワイトカラーの仕事の9割くらいは生成AIで代替することができる。そこでは人手不足は生じない。逆に人員が余っている。米国の企業ではすでにホワイトカラーの人員整理が始まっている。いっぽう接客業や運送業や製造業では生成AIはほとんど役立たない。製造業ではロボットで人手不足を補うことができるが、導入できるところには既にロボットは導入済みだ。ロボットに生成AIを組み合わせたとしても、新たにロボットを導入できる部署はわずかしかない。接客業や運送業や製造業ではこれからも人間の労働者が必要だ。
これからは生成AIを使いこなすホワイトカラー労働者が少しと、人間でしかできない接客業や運送業や製造業や他の業態(農業や漁業もそうだろうし他にもある)の労働者が多く必要となる世の中になりそうだ。これらは全て「人間でないとできない」という共通点のある仕事なのだから、同じくらいの賃金にすればよいと私は思うのだが、そうはならない。労働者の賃金を決める原則「他の人で代わりがきく仕事は賃金が安くなる」があるからだ。人間にしかできない仕事であっても、誰でもできる仕事の賃金は安いままとなる。
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