頭の良い人同士が結婚すると、その子供も頭が良くなりがちだ。知的能力の6割は遺伝によるものという研究結果が出ていることもそれを裏付ける。現代社会の収入は知性に相関するので、頭の良い人の家系は代々裕福であるという状態になる。貴族と平民という身分が自然発生する。
20世紀以前の身分制度が嫌われたのは、高い身分であったとしても頭がよいとは限らなかったからだ。平民よりバカのくせに贅沢をしているのはけしからんという不満が生じるのは自然なことだ。王様や貴族の初代は賢くて勇敢であった。自ら国を作り、守り抜いたから王様や貴族になれた。だから初代の王様や貴族が贅沢をしても、それは当然だと誰もが感じた。それが世代を経るにつれ、バカ息子やバカ娘が後を継いで堕落し、平民から嫌われるようになっていく。これは当主が男性であれ女性であれ、昔は容姿で結婚相手を選ぶことが多かったからだ。容姿だけで結婚相手を選んでしまうと子供がバカになる可能性が上がってしまう。早ければ2代めからバカ当主ができあがる。
ところが、21世紀の男性は知性で結婚相手を選ぶようになってきた。こうなると、身分が固定化してしまう。法律上は貴族も平民もないが、実質的に身分制度があることと同じになってしまう。これがよいことか悪いことかは論評しない。世の中はそうなっていくという観測結果を述べたまでだ。
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