2025年12月6日土曜日

三井オーシャンフジは揺れが大きい

今太平洋を航行しているが、横浜を出てからずっと揺れがひどい。海は穏やかで白波は立っていない。揺れは船首から来ている。この振動原因を調べるとホイッピングという種類の揺れだった。

ホイッピング (Whipping):船首が波を叩く(スラミング)などの衝撃を受けた際に、船全体が「ブルルン」と震える過渡的な振動。衝撃エネルギーが船体構造を伝わり、船固有の振動モード(主に2節曲げモード)を励起させる。

オーシャンフジは32477トンと決して大きい船ではないが、もっと小さい22472トンのにっぽん丸はここまで振動は出なかった。オーシャンフジはイタリアのT.マリオッティ造船所で建造され、にっぽん丸は三菱重工神戸造船所で建造されている。つまりイタリアと日本の技術力の差が出た。オーシャンフジは船体の振動モードにもっと気をつかって船体設計をしなければいけなかった。

オーシャンフジは食事の質もにっぽん丸より落ちるので、もうオーシャンフジに乗ることはないと思う。にっぽん丸は来年の6月に引退する。にっぽん丸の入れ違いに登場するオーシャンサクラはオーシャンフジの同型船なので期待できない。これで商船三井の船に乗る機会がなくなった。

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