2023年7月15日土曜日

数値で社会の未来は予想できない

エマニュエルトッド氏は、幼児死亡率の上昇からソ連崩壊を予想した。国民の暮らしが困窮すると幼児死亡率は上がる性質があるから予想できたそうだ。このように、数値で社会の先行きを予想できる場合があるが、これは例外中の例外だ。普通は数値にとらわれると予想を間違う。

社会の未来を正しく予想するためには、市中の様子を詳しく観察することだ。都会だけでなく地方もよく見る。そうすれば、数値に現れない真の社会状況を知ることができて、未来の予想が正確になる。

私は30年前に日本の教育制度がおかしいので、子供がまともな大人に育たないことを知った。そのため日本の未来は衰退すると予想した。それはその通りになった。

今社会を眺めると、地方に住む国民は頭を使わず努力をせず国へたかる体質しか持たないことに気付く。地方にお金を流し込めば、それはお金をドブに捨てるのと同じで国が破滅する。国の存続のためにはダメな地方は見捨てないといけないが、国会の制度上そうはならない。つまり日本の未来は破滅が待っている。

この状況で私がジタバタしないで済むのは仏教を修めたからだ。仏教というのは意外と厳しい道で、「悟りを開いた人は救われるがそれ以外の人の人生は自己責任です」というのが本当の教義だ。これでは厳しすぎるので教義を緩くした大乗仏教系の宗派がたくさんできたが、仏陀が始めた仏教は厳しいものだった。私は仏陀の教えに従い悟りを開いたので、社会がどんなに荒れても自分自身を見失うことはない。周りの人には勉強して悟りを開いた方がいいよくらいは伝えるが、それ以上かまうことはない。これは仏陀と同じだ。仏陀は悟りについて他人に伝えようなんて思っていなかった。仏陀の考えを広めたのは弟子だ。仏陀は悟れる人は悟ればよいと考えていた。

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