人口密度の低いエリアでしかできない産業、つまり農業、漁業、畜産業、林業等を営むのでなかったら地方に住むのはお金の無駄でしかない。お金の無駄と知りつつも、のんびりした風景が好きだから地方に住むというのは趣味としてはありだと思うが、それは金持ちの道楽である。国に金をせびるような人がやってよいことではない。
岡山県津山市は人口10万人の町だ。「500mコアの街づくり」を掲げて町おこしを図ったが失敗した。私はコンパクトシティ構想には賛成だ。地方の欠点である人口密度の低さをカバーできるアイディアだからだ。しかし、津山市は失敗した。津山市の失敗事例をよく眺めると、原因はコンパクトシティ構想ではないことがわかる。
まず、津山市はぜんぜんコンパクトシティではなかった。500mコアのエリアに住める人口なんてぎゅうぎゅうに詰めても1万人くらいだ。津山市の人口は10万人なのだから、残りの9万人は相変わらず分散して住んでいた。これではコンパクトシティのコスト削減効果は生かせない。
次は地方によくあることだが、箱物建築の無駄遣いをしていた。地方が衰退するのはコストが不利だからなのに、無駄遣いをしてしまってはうまくいく道理がない。
地方再生をしたいなら、コスト削減を意識しないと全て無駄に終わるだろう。金がないのに金持ちの真似をしたら没落するのは当たり前だ。
そして、町おこしを経験した人に聞くと口をそろえて「地方の人は何かを変えて改善する気持ちがまるでないから、町おこしなんて到底無理だ」と言う。真実はそんなところだろう。
私は地方は見捨てた方がよいと思うが、日本人はバカだから決してそうはならない。そして、みんな仲良く亡国を目指す。目指すものが違うだろと突っ込む気力もないよ。
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