2022年6月30日木曜日

ガンダム人気にみられる理科の分からない人たち

私は高校生のときに初代ガンダムをTVで観た。これは面白いと、大学に行ってロボットを作った。自分の腰の高さくらいしかないロボットが自分の体重の半分より重い。これで人が乗れるサイズのものを作ったら1000トンを軽く超えるが、それでは地上で動けない。で、いろいろ設計を積み重ねてみて分かった。ガンダムを比重4.5g/cm3のガンダリウム合金で作って、出来上がりを43.4トンになるようにすると装甲厚は高々50mmにしかできない。ガンダリウム合金はチタン合金に比べて強度が1.4倍だ。その間に別の素材を挟んで複合装甲にした場合でも、ガンダムの装甲は鋼換算で150mmくらいにしかならない。人間がトンカチで殴ったくらいでは壊れないが、第二次大戦でドイツの子供が撃っていたパンツァーファウストでは壊れる。パンツァーファウストの改良型のソ連のRPG-7もアフガンで子供が撃っていたが、これならもっと簡単に破壊できる。パンツァーファウストもRPG-7も戦車を破壊する武器だが、戦車に比べて的の大きさが10倍以上大きいガンダムだと、よほど下手な撃ち手でも命中させられるだろう。
戦車砲を使ってもよい。西側戦車で普通に使われている120mm滑空砲では1000mmの鋼板を楽々貫通する。ガンダムを3機まとめて一発の砲弾で串刺しにできる。そんな雑魚を倒すのに120mm砲を使うのは勿体ないレベルだ。75年さかのぼって第二次大戦のドイツの88mm砲とソ連の122mm砲はどちらも200mm以上の貫通力を持つ。ガンダムを倒すならこれで十分だ。
ガンダムのビームライフルとやらはジオンのドムとゲルググの装甲を貫通できる。ドムとゲルググはチタン合金で装甲厚は70mmくらいで複合装甲にしたとき鋼換算で150mm。ドムは撃たれたときビームが後ろに抜けることがあるから、ガンダムのビームライフルの貫通力は鋼換算で300mm以上あることになる。多めに見積もって600mmとしよう。それでアメリカのM1戦車やドイツのレオパルド2戦車、日本の90式や10式戦車を撃ったとする。これらの戦車は現在の120mm砲(貫通力1000mm超)の攻撃に耐えるから、ガンダムのビームライフルなど簡単にはじき返す。
ガンダムが10機まとめてかかってきても、現在の主力戦車1両あれば無双状態で簡単に10機全部を撃破できる。これを知ったらあの漫画に夢中になるのがどんなにアホらしいかわかるだろう。私は40年前に気付いた。もうちょっとリアリティのある設定にしてほしいものだ。ワンピースの主人公の手がゴムみたいに伸びる設定の方がよっぽどいい。同じ富野作品なら精神力で装甲が強化できるオーラバトラーの方がまだリアリティがある。カミーユの乗ったゼータガンダムも最後はオーラバトラー状態だったが、そっちの方がまだマシだ。
ミノフスキー粒子に関してだが、現在の主力戦車は光学式射撃管制システムだから、ミノフスキー粒子の影響を全く受けない。こちらが動きながら、2000m先で動いているガンダムを狙えば初弾で当てられる。目分量で撃っているガンダムの攻撃が2000m先から小さな戦車に当たることはほぼない。まぐれで当たってもはじき返す。V作戦?バカですか。

0 件のコメント:

コメントを投稿