ロシアの戦勝記念日パレードにT-14戦車が2台映っていた。T-14は砲塔を無人にした最新戦車だ。乗員3名は全員車体に乗る。乗車部分は厚い装甲に囲まれているので、乗員の安全性は以前のT-72/T-90に比べて高い。また砲塔を無人にした分砲塔が小さいので、正面から見ると的が小さい。敵戦車砲が弾丸を当てるのが難しくなっている。対戦車ミサイルのトップアタックモードもこれまでのように砲塔上面を狙うとあまり効果がないかもしれない。トップアタックモードの命中精度が低く、車体上面(エンジン部分)に当たるのなら効果があるだろう。
この戦車は数年前から西側にも知られていたが、当時から疑問視されていたのが、車体の中の乗員は周囲を十分に観察できるかだ。戦車長用ペリスコープはついてない(たぶん)。乗員は砲塔や車体に搭載されたカメラからの映像をディスプレイで見ることになる。敵戦車はカメラで捉えることができるだろうが、側面や後面からこっそり近づく敵歩兵に気付けるだろうか。戦車が歩兵とともに進むなら、敵歩兵の相手を味方歩兵に任せることができるが、戦車だけ突出したら危ないのではないか。
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