非正規社員の収入は日本では低いが、最低賃金の高い欧米ではそれほど低くない。日本で非正規社員の最低賃金を上げようとすると、370万人いる中小企業の経営者が猛反対する。彼らの票を失いたくないので、政治家は最低賃金を上げることに熱心ではない。
日本の中小企業の経営はたいそうぬるい。国からたくさんの補助があるからだ。欧米で起業すると5年後には半分が廃業するのに対し、日本では廃業は2割に満たない。ぬるま湯のような環境に甘えて、経営者は努力をしない。努力をしないので業績は上がらず、従業員の給与も上がらない。
これが問題だと指摘する人はけっこういるのだが、票集めのため政治家が中小企業に強く出られないので問題が解消する見込みはない。私も自分が払った税金が、そのような連中に流れるのにずっと不満だった。かと言って、このさき改善する気配はない。
かくなる上は自分で会社を興して、たくさんの補助を受けて甘い汁を吸い、これまで払った税金を取り戻すのもよいのではないかと思うようになった。
ただ、甘い汁と言っても補助金など高々数千万円。そのためだけに時間を使うのももったいない。誰か暇そうな人を雇ってやらせる方がよさげだ。
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