2020年6月19日金曜日

ニューロンの接続率

スパイキングリカレントニューラルネットワークをIzhikevichモデルで動かしている。入力がないときでもニューロンがランダムに発火するのが気になっていた。出力ニューロンも発火するものだから、入力がないのに動いてしまう。シナプス電流にランダムノイズを与えているのがまずいのかなと思って、それをゼロにしたけど変わらず。Izhikevichモデルのパラメータのbやdに乱数要素を加えているのがまずいのかなと、固定値にしたけど変わらず。そもそも他のニューロンからシナプス電流が流れ込んでいるのがまずいのかなと、ニューロンの接続率を0.1から0.01にしてみたら、ランダム発火がほとんどなくなった。なるほど、そういうことだったのか。人間のニューロンは1000億個ほどあって、シナプス接続は1ニューロン当たり1000~10000個だから接続率はひどく低い。接続率は低くないといけないんだ。
後で思い直したんだが、入力がなくてもニューロンがランダムに発火することこそ知能の源泉かもしれない。夢とか思い付きとかはそういうことだろう。

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