2020年4月23日木曜日

WTI原油先物マイナス価格に

WTI原油先物の5月限の価格が4月20日に-37ドルになったと話題になった。品物の価格がマイナスになるなんてのは誰も想定していなかったので、チャートの表示を始めいろいろなところに不具合が出た。6月限は20ドル台を維持していたが、5月限の受け渡しが終わって6月限が期近になってしまうと10ドルを割れてしまった。今日は少し戻して15ドルだ。しかし予断は許さない。品物の受け渡し日が近づいてくると6月限も価格が崩れるかもしれない。何せ原油タンクはもうすぐ一杯になって、どこにも原油を貯めておくところがないのだから。
新型コロナの感染者は相変わらず増え、原油価格ではひと騒ぎになったというのに、日米の株価は全く影響を受けていない。今日も元気よく上げている。こちらの方が異常に思える。各国中銀の金融緩和のせいでバブルになっている。金持ちにはさらに金が集まり、貧乏人からは金が逃げる。金融緩和政策のせいで格差はさらに広がっている。
もう一度何か衝撃が走るとしたら、新型コロナが勢いを取り戻すか、米シェールオイル企業が破綻してCLOが紙くずになるかだ。今のところどちらも可能性は低そうだ。一応準備はしておくつもりだが、キャッシュをため込んでおくくらいしか対処方法はない。

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