2020年4月5日日曜日

トランプは原油を減産するとツイートしたが

4月の1~3日は株価のボラティリティが小さかった。デイトレしようにもエントリ―チャンスがなく、のんびり過ごした。このまま市場は落ち着いてしまうのだろうか。それは違う気がして仕方がない。
トランプが原油を減産するとツイートして原油価格がバレル当たり5ドル上昇してダウも上昇した。しかし、トランプがツイートしたくらいで原油減産ができるなら苦労はない。ロシアの原油は純度が低いので減産してしまうとパイプラインに不純物が詰まって困ることになる。油田の圧力が低い国は減産してしまうと、次に増産しようとしても圧力不足で原油が湧き出てこない。物理的に減産ができるのはサウジくらいだ。しかしサウジは国内経済を原油輸出でまかなっている。減産して収入が減ると財政が立ち行かなくなる。こんな訳でたぶん減産交渉は成功しない。原油価格が低いままだと原価割れをしている米国のシェールオイル企業が早晩破綻する。シェール関連企業の社債を基にしたローン担保証券(CLO)が紙くずになる。リーマンショックの再来だ。
次の株式大暴落は夏頃だと予想する。その頃にはコロナ騒ぎはおさまっているだろうか。いずれにしても10年に1度の大相場はまだまだ継続する。相場師の血が騒ぐ。

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