2020年3月2日月曜日

ダイソン掃除機修理の合理性

1年半使ったダイソンの掃除機が壊れた。電源が入らない。メーカー保証期間が2年間なので、サポートに電話した。電話はすぐにつながって、故障の状況を伝えた。メーカー送りになると思い、送り先をメモする用意をしていたが、そうはならなかった。壊れた部分の部品を送るので、交換して欲しいとのこと。そして、元の部品は廃棄してくれとのこと。素人の消費者が交換できる部品だから、おそらく本体が丸ごと送られてくるのではないか。元の壊れた本体は廃棄だ。なんともったいないことをするんだろうと思ったが、これは意外と効率的ではないかと考え直した。壊れた掃除機をメーカーで修理するためには、製造するときより技術のある技術者が必要だ。そんな技術者を常時待機させておくのは、高い人件費がかかる。修理を新品交換方式で行えば、技術者の人件費が不要になる。新品交換なら消費者が後で文句を言う可能性は低い。これは合理的だ。資源的にはもったいないが、会社のビジネス的には儲かる。さすが西欧の企業だなと思った。資源の無駄遣いなので、電機メーカー全てがこんなことを始めると地球環境的には困ったことになる気がするが、先進国は人口が減っているのでこれでもよいのかもしれない。
ダイソンの掃除機が直るまでは、もう1台の掃除機プリンセスエメラルドで掃除しているが、この業務用米国製掃除機は25年間使っているけれど一度も壊れたことがないし、吸引力も低下してない。25年前の製品なのに今でもフィルターやホースが入手できる。これは地球にやさしい製品だ。定価はひどく高いが、オークションでは数千円で入手できる。オークションだと当たりはずれがありそうな気がするが、当たりを引けば満足できるだろう。

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