2020年2月23日日曜日

過去の失敗を学ぼうとしない日本の文化

武漢肺炎のウイルスが拡がってしまい、もう感染経路を辿ることは意味がなくなった。市中感染だ。こうなったのは安倍首相の中国忖度のせいだが、そのことを指摘するマスコミがない。弱小雑誌と外国メディアだけが、安倍首相の失策を記事にしている。これは日本のマスコミだけが悪いのではない。日本人がもともと過去の失敗から学ぶことをしないのだ。私は子供のころからこの文化が愚かしいと思っていた。第二次大戦でも初期の失敗から学んでいたら、もっとマシな負け方があった。軍人も一般市民もあんなに死ななくて済んだ。日本人は驚くほど過去の失敗を無視する。なぜ失敗したかの分析をしない。責任も追及しない。これが縄文時代からの伝統ならもう仕方ないと思うしかないが、どうも違う。江戸時代から明治時代にかけて悪習が醸成されたようだ。いちばん上の立場の輩が号令をかける。そしてそれが失敗する。明らかにそいつが悪いのだが、下っ端はそれを指摘しない。指摘すると出世できないからだ。自らの出世のために何も言わない。そして、そんな下っ端のうち誰かが上の立場になり、また失敗する。これの繰り返しだ。誰かがこの愚かな連鎖を止めなくては日本は良くならないが、止めるすべがない。革命でも起きれば変わるかもしれないが、革命は食糧不足で国民の命が危うくなる状況でないと起きない。それは歴史が証明している。食べるものがあるのに、だれが死の危険をおかして立ち上がるというのだ。だから日本では革命は決して起きない。ほぼ打つ手なしだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿