2019年7月12日金曜日

Sound Blaster 30周年

クリエイティブがSound Blaster 30周年を記念したサウンドカード(PCI Express)を発売する.上級機のAE-9が34800円.普及機のAE-7が21800円だ.サウンド機能付きのマザーボードが2万円で買えるのに,それより高いサウンドカードが売れるとは思えないが,私はSound Blasterのファンなので買うかもしれない.

ジャンク箱の中にはISAバスの初代Sound Blasterをはじめとして,Sound Blasterが10枚ほど保管してある.PC/AT互換機をいじり始めたのは1990年頃で,Sound Blasterを刺すときれいな音が出てくるのはうれしかった.当時はSound BlasterになぜかIDEインタフェースが付いていて,CD-ROMドライブを接続するのにSound Blasterが必須だったりした.PCIバスになってからのSound Blasterは躍進著しく,きめ細かいトーンコントロールとか,サラウンド再生とか,音楽再生に高い付加価値をつけてくれた.Sound Blaster Platinumには5インチベイに取り付けるコントロールユニットが付属していて,PCの前面からヘッドフォンやマイクを刺せるのは便利だった.

ところが,いつごろからマザーボードにサウンドチップが載るようになって,Sound Blasterの出番が減ってきた.それでも2000年くらいまではオンボードのサウンドチップはノイズが多く,別にサウンドカードを用意した方が音質的には良かったのでSound Blasterの出番もあった.しかし,2010年以降はオンボードのサウンドチップが優秀になり,わざわざお金を出してサウンドカードを買う必要がなくなってしまった.最近はオンボードでESSの9018DACを積んでいるマザーボードまであって,そういうマザーを選べば十分高音質で音楽を聴くことができる.もう,サウンドカードは絶滅危惧種だなと思っていた.そんなときにSound Blasterの新サウンドカードの発売だ.まだまだやる気なんだ.いつまでもがんばってほしいと思う.

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