2018年8月21日火曜日

含み益状態でゾーンに居続けることは難しい

ゾーンの状態で相場に向き合えるようになったと以前書いた.確かに含み損のときは平然とゾーンの状態で居られる.ところが,含み益になってしかも,チャートが上下すると平易な気持ちでいられなくなるときがある.決済はトレーリング注文に切り換えていて,最悪のことが起こっても利益は出る状態なのだが,この状態の居心地がひどく悪い.「今利確しないと反転するのでないか」「今利確したら,利がもっと伸びて後で後悔するのではないか」の二つの業にはさまれて気持ちが苦しいことこの上ない.含み損のときの悩みは「損したらどうしよう」のひとつだったのでそれを克服するのは簡単だった.いや,簡単ではなかったな.長い期間,その悩みとストレスにさらされて,そして悟ってゾーンに入れたのだ.ということは,含み益のときのストレスに自分をもっとさらさないと悟りには到達できないということか.私はゾーンに入れたと思っていたが,それは半ゾーンだった.利益が出ているときもゾーンに入れなければ,真にゾーンに入れたとは言えない.

半ゾーンの状態で,少しは気が紛れる方法を思いついて実行してみた.増し玉(追撃玉)をするのだ.増し玉は最初の玉より価格が不利な地点でエントリーするので,逆行すると利益が急激に減る.これが含み損のときの気持ちに似ているので,何とか耐えられる.真のゾーンに入れるようになるまでは,これで行こう.

ナンピンのことを増し玉と言っている連中がいるが,ナンピンは破滅への第一歩.決してやってはいけない.ナンピンと追撃は全然違う.

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