2018年7月19日木曜日

ペンローズの量子脳理論

ロジャーペンローズの量子脳理論と皇帝の新しい心を借りてきた.どちらも難しい.論文を読んでいるみたいだ.日本語訳なのが救われる.ペンローズは脳細胞のマイクロチューブルが量子論的働きをすると主張しているが,これには無理があるように思われる.私も脳がなんらかの形で量子力学に関与しているのではないかと思っているが,その仕組みを具体的に挙げるのは時期尚早だと思う.ペンローズはそれをやったので,他の学者から非難を受けるはめになった.ペンローズがノーベル賞をもらえないのは,こんな大胆なトンでも仮説を言い出すからかもしれない.
ツイスター理論は超弦理論に通じる数学的美しさがある.完成していないし,完成しても実験的に確かめられないかもしれないが,こんなのは好きだな.ツイスター理論とか超弦理論などは実在主義というそうだ.それの対極が実証主義.実証主義では実験で確かめられないと認めないという立場を取る.ノーベル賞の授与も実証主義で行われている.

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