2012年7月30日月曜日

私がドイツ国民であったらなら,返すつもりもないのに金をせびるギリシャに金を与える気はない.また,若者の雇用対策をとらないスペインに金を貸すつもりもないし,脱税天国のイタリアに金を貸す気もない.ドイツが将来取るべき道は二つしかない.ユーロに留まるも南欧諸国に金を与えるのは止めるか,ユーロから離脱してドイツマルクに戻るかだ.いずれを選んでもドイツ国内の金融は大きなダメージを受ける.後者を選ぶとドイツマルクがユーロに対して高騰してドイツの輸出は大きなダメージを受ける.ならば前者を選ぶ(南欧諸国を破綻させる=ユーロの価値が極めて低下する)のがいちばん妥当だと判断する.
すなわち,今後ユーロは安くなり,1ユーロ=0.7ドル,1ユーロ=55円位までいくと予想する.
ただし,ドイツがこの方向性で進むと「ナチスの再来だ」と非難されるだろう.それが嫌なら,輸出企業がダメージを受けるのを承知で,ユーロから離脱するという手もあるにはある.

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