2025年4月16日水曜日

GQuuuuuuX 第2話 白いガンダム 感想 納得感高し

映画の先行版を見てないので、このTV版の第2話だけがジオン勝利の謎解きの鍵だった。

ファーストガンダム以外にもZガンダムや0083や逆襲のシャアへのオマージュがあった。タイトルの白いガンダムはZガンダム第1話の黒いガンダムを意識したものだ。連邦がソロモン要塞をコンペイトウと呼び変えたのは0083と同じだ。グラナダへのソロモン落としとサイコミュによるその阻止は逆襲のシャアのアクシズ落としを防いだことへのオマージュだ。

以下は個人的な感想。
第1話でガンダムクァックスのツノが太かったのに対し、赤いガンダムのツノがファーストガンダムと同じように細かったので赤いガンダムはファーストガンダムを赤く塗り替えたものだろうと予想したが、これは当たった。
第1話では赤いガンダムにエルメス搭載型ビット(全長18m)に近いサイズのビットが装備されていた+ユズリハとの感応時に「ラ、ラー」の声が聞こえたことから、赤いガンダムのパイロットはララァスンだと予想したが、これの当否はわからなかった。
シャリア・ブル大尉はブラウブロではなく、青いペズンドワッジに乗っていたのは興味深い。彼が乗るならアクトザクかなと思っていたが、ペズンドワッジもニュータイプらしくて適切だ。
マクベやキシリアが生きているのだから、ドズル中将も死んでいないと期待していたのだが、ソロモン攻防戦で戦死してしまっていた。これは残念だ。その後のルナツー攻略戦ではマクベ艦隊の中に3機のビグザムが見えた。ドズル中将の「ビグザムが量産の暁には、連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ」の言葉が実現されていたのが救いか。
ガンダムがコックピットハッチを開けたまま放置されていたことに呆れるシャアを見て、0083でトリントン基地に潜入したアナベルガトーが「こんな奴らと戦っていたとは」と嘆いたのを思い出した。
赤いガンダムに搭載されたアルファサイコミュをシャアが説明したとき「ミノフスキー粒子散布化でも無線通信操作ができる装置」と言ったり、ガンダム頭部の機関砲の装弾数が少ないのを「使えん武器だ」と言ったりしたのは笑えた。当時から「過大評価されているみたいだけど、それだけのものでしょ」と思っていたのは私だけではなかったようだ。
ソロモン落としを阻止したのがサイコミュの暴走による爆発なのは良かった。逆襲のシャアでは落下を防ぐためにアクシズを進行方向の逆に押す(進行方向の逆に押すとアクシズ落としに協力していることになる)という物理法則をわかっていない勘違い演出がひどかったので。

ファーストガンダムはストーリー的にご都合主義が過ぎたので、それを修正したらこうなるよねというストーリーなのでGQuuuuuuX第2話は納得感が高い。

一箇所不自然なのがグラナダへのソロモン落とし作戦だ。正史と同じならソロモン陥落は12月24日なので、終戦の1月3日までのわずか1週間の間にソロモンを移動させるために十分な数の化学ロケットエンジンあるいは核パルスエンジンを連邦軍が準備できたというのは違和感がある。グラナダを破壊するにはソロモンの1/100サイズの隕石を落とすだけで十分なのでそういうエンジン付き隕石をあらかじめ準備していましたとした方が自然な気がする。

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