2025年3月18日火曜日

画質の悪いDACを搭載したHDMI->アナログRGB変換器を使って30年前のImagine 128の良さを思い出す

私は22台のPCを切り替えるのにぷらっとホームのPShareを使っている。そのためディスプレイはアナログRGB入力のものを使わざるをえない。当初はNANAOやTOTOKU(東京特殊電線)の高級CRT機を愛用していたが、ディスプレイの重さが20kgもあって取り回しが悪いのでNANAOの液晶ディスプレイに変えて今に至る。液晶ディスプレイだとそれほど画質に差は出ないのでビデオカードのこだわりはなくなっていたのだが、2025年になってまたビデオカードへのこだわりが復活した。

今回買ったビデオカードならぬビデオ機器はHDMI->アナログRGB変換器だ。アマゾンのここで売っている。数年前から複数台を愛用していて今回買ったものは4台目だ。今回買ったものをmac miniのHDMI出力につなげて表示すると、画面がやたら暗くて、しかも文字がぼやける。VGAケーブルがボロなのかと思って交換したが変わらない。試しに以前買った同じ変換器と取り替えると画面は明るくて文字もはっきり映るようになった。変換器の中のDACに品質差があることが分かった。以前買ったものを全部集めてきて取り替えて調べると、画質に大きな差がある。今回買ったものがいちばん画質が悪い。そこで、よく使うマシンには画質の良い個体を取り付け、今回買った個体はラズベリーパイのインストール用に振り向けた。

CRTで画質にこだわっていたころは、ビデオカードのDAC(RAMDAC)が肝だった。#9社のImagine128(1994)や、Matrox社のMillennium(1995)が良いDACを使っていた。良いDACはICチップも七宝焼みたいな外観で綺麗なものもあった。その後日本メーカーのカノープスがSpectraシリーズ(1998)を出して、これが良いDACを使っていた上に基盤の配線にも気をつかい、オプションでBNCケーブル出力に対応したので、以降はこればっかり使っていた。当時はnVidiaのビデオカードは画質的にクズでゲームにしか使えないものばかりだったのを思い出す。

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