40億年前に地球に生物が生まれた。
生き物の生きる目的は子を産み育てて自分の種を未来へ続かせることだ。子を産む形で増えない細菌であっても同じだ。そのため、ほとんどの生き物は子供を大事にする。卵を産んだ後に死ぬ運命の昆虫や魚の親、卵を守って絶食し卵が孵ったあとに死ぬ運命の魚の親もいる。子供の方が大事なのだ。哺乳類の中ではかなり知能の高い象は年老いて自分が足手まといになるとこっそり群れから離れて死ぬ。群れの若者の迷惑になりたくないからだ。生き物は猿まではみんな子供が最優先だった。なぜホモサピエンスになってから、生殖能力のない老人を子供より大事にするようになったのか。自分の種を滅ぼしたいとはホモサピエンスとは面妖な生き物だ。
若者に生きる知恵を授ける長老なら大事にされてもよいだろう。しかしそのような知恵者の老人は、現在では老人100万人当たり一人いるかどうかだ。大事にするならそんな人だけでよい。
近頃は、一部の人から「老害を排除せよ」という意見が聞かれるようになった。彼らはやっと生き物の本分に気づいたようだ。
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