2025年5月31日土曜日

日本長期国債の下落が始まった

20年国債の入札が不調に終わった。同時に30年債の価格が下落した。投資家の気持ちとしては「20年後、30年後の日本経済は相当まずいことになっているだろうから、そんなとき満期を迎える国債なんて怖くて買えないよ」ということだ。

日本経済を立て直してまずいことにならないようにする手段はあるにはある。ただし、その手段を取ろうとすると国民の大半が反対するのでできない。日本の場合、大半ではなくともごく一部(国民の5%程度でも)が反対するだけで、たいていのことはできなくなる。少数の愚民が力を持つという不思議な衆愚政治に陥っている。これは小選挙区制と地方優先の選挙制度が原因だろう。

30年以上前から何度も述べているように「日本は北斗の拳の舞台みたいな社会になる」という予想が実現しそうだ。そんな社会は誰でも嫌なはずなのに、ゆでガエルの日本人は自分が無法者に殺されるまでそれに気づかない。本当は気づいているのだろうが、気づかないふりをしていると言う方が正確か。自分の意思で気づかないふりをして何もしないのだから、無法者に殺されても文句を言うなよと思う。しかし、そんな愚か者に限って他人を犠牲にして自分だけ生き延びようとするのも昔からのお約束だ。

そういう愚か者(日本人の大半がそうだ)には関わらないように努力するのが賢明な生き方だろう。

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