2025年4月21日月曜日

オンラインカジノの問題を解決するには

ギャンブル依存症の国別状況が以下だ。


これは2025の調査であり、オンラインカジノが活発になった今後はもっと増えると予想される。

これを解決するためにヒントになる情報がある。カナダは国民の75%がオンラインカジノを利用している(これはおそらく世界一位)のに、ギャンブル依存症になる人は1%以下だ。カナダ国民がギャンブル依存症に耐性がある理由を探すと解決の糸口が見つかるかもしれない。

耐性がカナダ国民の性質によるものではなく、カナダの依存症患者支援プログラムによるものであれば、他の国もそれを真似すればよいことになる。


ここからは私が提案する依存症解決方法だ。無茶苦茶を言っているかもしれないし、実は本質を言っているのかもしれない。私もいろんな依存症になった経験がある。今でも依存症になっている分野もある。それらをどうやって克服したかだが、童話の「北風と太陽」の応用だ。何らかの依存症になったら、何十年でもそれを全力でやり続けてみる。いつか飽きるので、そこで依存症は終わる。

一例を挙げよう。こどもの頃ケーキやお菓子などの甘いものがとても欲しかったが、十分に食べることはなかったので渇望する状態がずっと続いたとする。もしあるとき好きなだけ食べさせるとどうなるか。インシュリンが出過ぎて低血糖になって頭がくらくらする、そうならなくても食べ過ぎでお腹がひどく苦しくなる。これを数回繰り返すと「ケーキを爆食するのはこりごりだ」と学習して、その後は適切な量しか欲しがらないようになる。

この方法は効果的なのだが、アルコールや薬物のように飽きる前に健康を害して死ぬタイプの依存症には使えない。推し活やギャンブルのようにお金が尽きるとそれ以上できなくなるタイプの依存症でも実質使えない(お金持ちは除く)。

現代人はほぼ全員が「お金依存症」とも言える病気に蝕まれている。ところがお金にそれほど執着しない人をたまに見かける。そんな人はたいていすごくお金持ちでお金を飽きるほど使った経験がある人だ。この状況も上述のメカニズムと同じだ。お金を好きなだけ何十年も使い続けると、やがてお金を使うことに飽きるのだ。いつまでもお金お金と意地汚い人はまだまだお金の使い方が足りないのだ。もっと使うとよい。

10億円を楽しみのために使うのは結構むずかしい。クルーザー(ヨット)は買えても帆船の操船技術を身につけるのは努力が要る。ポルシェ911GT3を買えても、それを速く走らせるにはクルーザー操船よりももっと努力が要る。並の人間にお金を与えても飽きるレベルになるまで使いこなせない。自分に足りないのはお金ではなくて努力と才能だということに並の人間は気づかない。だから並の人間はお金をいつまでも欲しがることになる。

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