2025年4月14日月曜日

エアフィルターを掃除するのは機器の寿命から考えるとマイナスな点もありそう

私はメカマニアだから、エンジンのエアフィルターもエアコンのエアフィルターもパソコンのエアフィルターも洗濯機のエアフィルターもこまめに掃除する。最近のエンジンはエアフィルターを掃除することはなくて交換が主なのだが、私が乗っていた古い車は掃除することがよくあった。

掃除した方が空気の通りが良くなって機器の性能は向上する。しかし、掃除は機器にとって何もかも良い方向に働くかと言うとそうでもないという経験を最近した。

ドラム式洗濯機の乾燥効率が悪くなってしまってメーカーの修理技術者に見てもらったら、ヒートポンプのフィンにぎっしり埃が目詰まりしているのが原因だった。掃除しても埃を取りきれないのでヒートポンプを交換してもらった。このとき思った。いつも綺麗に掃除しているエアフィルターの掃除をもっとさぼっていれば、フィンまで到達する埃はもっと減っていたのではないかと。エアフィルターが詰まっていれば、埃はそこを通り抜けられないからフィンまで到達することはない。もちろんエアフィルターが詰まっているので空気の通りは悪く、乾燥効率は悪くなる。エアフィルターが詰まった場合に、そこ以外の空気の抜け道が存在していて、抜け道を通って空気がフィンに流れ込んだら状況はさらに悪くなる。もっとも近頃の高精度に作られている機器にはそのような抜け道はない。

レースに使っているエンジンのようにエアフィルターを付けてない場合は、ゴミがそのままシリンダーに到達してエンジンを痛める。エアフィルターの目が細かくて空気抵抗があればあるほど、シリンダーに異物が入り込むことはなくなる。エアフィルターが空気を通さないほどエンジンの寿命にはよいのだがエンジンの出力は下がる。

そんな訳で、機器の性能を最大限に出そうと思わないとか、電気代が上がっても気にしないのなら、エアフィルターの掃除はもっとさぼった方がよいとわかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿